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You need chaos in your soul to give birth to a dancing star.
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# bloodthirsty butchers / kocorono

 【★★★★★】

あの…このbloodthirsty butchersの「kocorono」。
本当にあらゆる人達がリスペクトと賞賛を込めて熱く語っていますので私ごときが書くべきことなどありません。
それでも私も間違いなくこの音源に人生を変えられた人間の1人ですので。
ほんの少しだけ自分の気持ちを。
bloodthirsty butchers 「kocorono」…これは「踏み絵」です。

とても失礼なことを書いてしまうと思います。本当にごめんなさい。
きっと人間は2種類に分かれるんだろうと思います。
この「kocorono」を聴いて「何も感じない」人と「嫌でも共鳴してしまう」人。
(「何も感じない」ことは悪いことではないです。その人なりの「感性」と「生き方」があるのですから)
そして「嫌でも共鳴してしまう」人はきっと何か「どうしようもなさ」を抱えていると思います。
何に対する「どうしようもなさ」かそれは私にも分かりません。
社会に対してか恋愛に対してか人間関係に対してかそれとも自分自身に対してか。
100人いたら100通りの形がきっとあるのでしょう。

当然私にも「どうしようもなさ」は内在しています。個人的なことですので書けないのですが。
そしてこの「kocorono」の「12月」を聴くたびにいつも泣きそうになるのです。
「こんちきしょう!」…って。
痛さも感じない ウソも本当になる
何度でも食らってやる よけかた知らないから

流れ速いこの街で 自分に言い聞かせ
まだまだへこたれぬ こんどこそうまくやる

こぶしだけは ウソはつけぬ

( 「12月 トウキョウ」 )
「どうしようもなさ」を知らない人間に「何度でも食らってやる よけかた知らないから」なんて言葉は絶対に出てこない。
…押し潰されそうになる度に「12月」を口ずさんでは「負けねぇぞ!」と思う。
そう、何度だって食らってやる。

「bloodthirsty butchers」。吉村秀樹(vo.gt.)、射守矢雄(ba.)、小松正宏(dr.)。北海道出身。
中核である吉村秀樹が「30代になる前にbutchersとして最高の傑作を必ず創り上げる」としてブチ上げたのがまさしくこの「kocorono」。
ここには前作までのささくれだった「絶叫」は欠片もない。ただひたすらに「うた」に殉ずるのみ。
しかしあくまで「北からのalternative」と称された彼ら。
Gt.,Ba.,Dr.のカオスは「うた」を更に高い次元に持ち上げながらもより深くに沈み込む。

それがどれだけのものかは多くの人が語っていますし、後は聴いて頂いて…。
もし何か感じてもらえたなら私はとても嬉しく思います。
きっとあまり余計なことを書かない方がいいですね。
でも…やっぱり書かせて(苦笑)



M1. 2月 親愛なるアレックスさんへ

「kocorono」のオゥプニングナンバァ「2月」!
初っ端からの爆音に痺れるのですが実はあれって射守矢さんのベェスの音が異常に大きいんですよね(笑)っていうか全体として射守矢さんの音大きい!…んだけどそこがまたかっこいいんです。かなりにbutchers soundのカギを握ってますね。ギタァみたいな爆音ベェス。
で「うた」なんですけど…初めて聴いた時「oi!oi!大丈夫かぁ!?」って(笑)
かなりに不安定というかお世辞にも上手いとは言えないというかむしろ下(略)
なのに何故か凄く「いい」んですよね!(ここで分かれるかなぁ)
逆にこれがseikiさんみたいな声だったらぶっ壊しだったと思います。
それから基本的にそれまで「日本詩はOUT」だったのですが初めて日本詩の曲がかっこいいと。
何の違和感もなく大好きなalternative soundに溶け込んでいて。
しかもこんな素敵な「日本語詩」(病んでますが)を表現できるバンドがいるのかと。
それまで積極的に日本詩を避けていた私にはとんでもない衝撃でした。
ここから私の「英語詩」→「日本語詩」という大きなシフトチェンジが始まります。


M5. 6月 あめ、アメ、雨

これは…「kocorono」の曲の中ではあまり話題に上らないような気がするのですが。
本当に本当に不思議で仕方がないんです。なんで?
私の中では物凄い名曲だと思っています。ほんとに。
これももう始まりからのギタァとベェスの轟音から震えます。深く重く沈み込む世界観。
「うた」もいいですしバックのクリィンのギタァの揺れ具合もベェスラインも最高。
ヤヴァいのは轟音サビに至る前のギタァonlyの揺れながらに凍てつく感覚。ゾクリゾクル!
サビの轟音からの流れの重い感じは…ただただ凄いなぁと思う。圧倒。圧巻。
間違いなく名曲でしょう!でもLiveでは観たことないyo!


M6. 7月 心

これはもう私が言うまでもなくbutchersのマスタァピィスです。
たぶんこの1曲のためにbloodthirsty butchersが在ると言ってもいいくらい。
もうこのクリィンのイントロが大好きなんです。奇跡のような。
そして「うた」はまさにこの「kocorono」の真骨頂。そんなに病んでないかなぁ(笑)
6月的展開の轟音サビ前のギタァの揺れ具合にはもう言葉もありませんし、サビからの圧倒的轟音展開は凄まじいです。ギタァのカオス具合はほんともう。
ギタァカオスでの途中のブレィク部分は必聴ですね!
私の場合はギタァがグァングァンしてくれなきゃ嫌なんです!絶対!(笑)
が!それだけじゃない!普遍的な「うた」としての絶対的な力を持った曲ですね。
これのサブタイトルが「心」っていうのはやっぱり…「こころ」からなのかな。


M7. 8月 August

実は私は「kocorono」を聴いて一発で「キた」わけではないんです。
「ふーん、まぁこういうのもいいかなぁ」なんて偉そうに上から目線な感じで(苦笑)
で、とある晴れた冬の朝に雪道を「kocorono」を聴きながらギュウギュウと仕事に向かっていたわけなのですが、まさに「8月」を聴いた瞬間に突然「グワァングワァァン!」とトンデモナイ衝撃を受けたわけなのです。
「何故今までこれに気付かなかったぁ!私は阿呆かぁ!無茶苦茶にヤヴァいではないかぁ!」
…まぁ私の場合よくあるといえばよくあること(笑)なのですが一体何が原因だったのか「真っ白にたどり着く」と「雪の白さ」がシンクロしたのであろうか果たしていかに。
うーん本当に今でもはっきりリアルに憶えている瞬間だったのですが一体何が言いたいのかというと「8月」はやっぱり本当にいい「うた」だということを声を大にして訴えたいわけなんですね(笑)
何となく世間的には「butchers」=「7月」という図式が成り立ってしまっていてまぁ私も決して異論はないのですけれど私の中では「7月」と同じくらい「8月」も重要で大好きでたまらない曲なんです!
むん!本当に「6月」→「7月」→「8月」という流れは痺れますよね。そう思いません?


M9. 10月 黄昏

キた!キましたね。「ある意味」では私の一番好きな曲だという解釈もできます。
「kocorono」の中で唯一「異色」の曲というか「ピリッ」と辛口実にソリッド極まる。
あくまで至極私見的感覚なのですがalbumの中にそれまでの流れと異なる曲を1つ配置することで(当然その「曲」は断然に素晴らしいものでなければなりませんが)albumの完成度がとてつもなく跳ね上がると思っています。
(「Frodus」、「Shotmaker」、「Bread & Circuits」辺りにもその匂いは感じる)
もし「kocorono」に「10月」がなかたっとしたら私は1つ減点していたと思います。
この曲があまり話題に上がらないのが不思議というかむしろ悔しくて仕方がないと独りでふがふがと憤慨しきりの状態なのですがそれは私だけなのかなぁ。むーん。
私がもう1つbutchersに求める「攻撃的側面」をソリッドな楽曲とsoundにて見事昇華。
それまでのギタァカオスと「うた」は轟音(かつ繊細)ながらもsoftに聴く人たちを包み込むのであるのならば、「10月」はひたすらにクゥルネスなsoundで突き放しつつも更にその凍てついた「日本詩」の世界観にて聴き手を哀しく突き刺してしまう。
吉村さんはあくまで「うた」うことを突き通すけれども「絶叫」があってもおかしくない世界観。
とにかく個人的にそのクゥルなコォド感とギタァワァクに痺れて仕方がない。
前作のPost Hard-Core感と「kocorono」的メロディ感の奇跡的融合。
本当に名曲だと思う。もっと評価されるべき曲。


M11. 12月 トウキョウ

上記に挙げたとおり私の「kocorono」真芯にグッサリ刺さる個人的マスタァピィス。
「まだまだへこたれぬ こんどこそうまくやる」
そう、まだまだへこたれない。こんどこそ、こんどこそうまくやってみせる。
こぶしを握り締めてしまう歌詞に共鳴するようなひたすら切っ先鋭い楽曲。
最後を締める曲にしてまさに生き急ぐようエッセンスのみを叩きつけバッサリ終幕を降ろす。
「12月」を聴いて何も感じない人を…私は絶対に(略)


M12. 1月 January

「へ?1月!?」と思われる方もいらっしゃると思います。
(butchersを好きな方は私が言わずとも知ってらしゃいますよね!)
「kocorono」は「2月」~「12月」(無音部後のアコォスティクギタァテイク含む)という「全11曲」で構成されていて「1月」は存在しない筈なのです。ところが…。

これは「Cinderella V.A」という「kocorono」と同じく「King Record」からリリィスされたオムニバスのDiscなのですが…このメンツかなりに痺れます!
(収録バンド) SuperSnazz / D.M.B.Q / God's Guts / Naht / fOUL / 颱風一家 / U.G Man / paume / Copass Grinderz / eastern youth / we are the world / bloodthirsty butchers ...
何が凄いって半分以上全て北海道出身バンド(笑)
音源としても「Naht / Nature」、「eastern youth / 扉(別take)」といった名曲が聴けますし、個人的には「fOUL / dark on you」や「we are the world」(Less Than TVの谷さんやfOULの平松さんが在籍していた)なんか思いっ切りツボですね。

ですがこのオムニバスが「名盤」と呼ばれる所以は1つしかないと思っています。
実はこのオムニバスの最終曲とは…

M12. bloodthirsty butchers / January

「1月」は実は確かに存在していたんです。
ではどうして「1月」は「kocorono」に収録されなかったのか?
実情は分かりません。既にオムニバスにて収録したからということも考えられます。
でも私が(勝手に)思うところには…「1月」が曲としてあまりにも「素晴らしすぎた」ために「kocorono」というalbumの流れのどこにも入れることが出来なかったのでは…と考えてしまうのです。
「1月」はそれほどまでに素晴らしい曲です。が、ここでは敢えて触れません。
どうして?それは…

「1月」 を含めた「完全盤 kocorono」 リリィス決定!

という朗報をGETしたからなのですyo! ひゃふ!
ちなみに「12月」以降の無音部からアコォスティックギタァが始まるまでのtime、実はちょうど「1月」とピッタリ同じ時間なんです。
ということは…そこに「1月」が入るのでしょうか?今から本当に楽しみですね。
「kocorono」を持っている方も未だ購入されていない方も是非!
幻の「1月」を存分に堪能して頂きたいのです。
(「歌詞」が本当…凄い…やはり「漱石」か)


(詳しいことは知りませんが)個人的苦境の中で吉村さんは「kocorono」を産み出すわけですが、呪われたように苦境はリリィスしてからも続いたようで「テイシャツを作りたいのに誰もお金を貸してくれない」(笑)とかいろいろ愚痴ったりしてました。
んが!そんなことよりももっと重大なことにリリィスしたばかりの「kocorono」がなんと「回収」(!)される事態に陥るのです!一体どういうこと!?
どうやら「ジャケット」のアァトワァクに問題があったらしいのですが、「ジャケの銀色の弁当箱(BIG MUFFというものだそうです)が引っ掛かったらしい」とかいろいろ噂が飛び交っていましたがどうやら実際のところは…

これ裏面のジャケなのですがここに写っている「スヌゥピィ」がヤヴァかったみたい。
実際に回収後の「2nd エディション」では裏ジャケが変わっていますし。
「ツイてない」というよりは名盤を創り上げた上での代償ととらえるべきなのかなぁ…。

「kocorono」リリィス時代の吉村秀樹氏です。嘘みたいだyo!

かつての札幌時代、まぁ当時は「PUNKS」も「族」も「ヤクザ」も「アタマがオカシイ」という意味では全くもって同列に位置する存在だったようですね(笑)
その「族」の間でもこれだけは触れてはならないタブゥというものが存在していたようです。
「とにかくどんな族とでもいくら揉めても構わないけど、札幌にいる青と黄色のモヒカンだけには絶っ対にかかわるな!そいつらにはほんっとに酷い目に合わされるから!」
…って一体誰のこと!?

実はその「青のモヒカン」=「増子兄」、「黄色のモヒカン」=「吉村秀樹」(爆笑)だそうです!

「上の写真」と「黄色のモヒカン」…すげぇ。何があったんだろう(笑)
| comments(1) | trackbacks(0) | 20:53 | category: bloodthirsty butchers |
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コメント
はじめまして
kokoronoの記事、興味深く読ませていただきました。

私もBloodthirsty Butchersをこよなく愛しています。
自分のButchers好きの角度?みたいなものと、
共感するような気がしておもわずコメントしています。
十三ファンダンゴに観にいったkokoronoレコ発が、
なんとなく不発に思えて、こちらとしてしっくりこなかったので
翌日の名古屋公園も急遽観にいった思い出があります、なつかしいです。

「1月」最強説的な考えを私は持っています。
3人のButchersから出てくるあの重さみたいなものに
心揺さぶられてきました。

本当にいいモノは「踏み絵」のようになれるんだと、
記事をよみ私もそう思いました。
| sito2 | 2010/01/17 3:08 PM |

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