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You need chaos in your soul to give birth to a dancing star.
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# SHELLAC / シェラック ライブ イン 東京

 【★★★★★】

・・・まあ、そんなにポコポコ5つを出してもいいのかなぁとも思うのですが・・・。
・・・これはちょっと『別格』ですよね・・・。 

・・・正直、これを見つけたとき「はぁ!?」と思ってしまいました・・・。
そもそも touch & go のオフィシャルカタログにも載っていませんし、しかも全て日本語ですし、SHELLACのメンバーらしき姿も写っていませんし、大体ジャケそのものが何が何だか・・・。
(・・・まあ、ある意味SHELLACらしいといえばらしいけど・・・)

なんか同名(?)の全然違うバンドだったら嫌だなぁ・・・と思いつつも、「ま、いっか」と購入したのですが・・・。
・・・家に帰って・・・土下座しました。(笑)
・・・「本当に疑ってすみませんでした!」・・・。

正真正銘の『SHELLAC』、1993年11月21日、代々木チョコレートシティに於ける現時点でただ1回のみ行われた来日公演の『実況録音盤』なのです。
むやみに日本語表記が強調されているのは対バンした日本のバンドZeni Gevaのレーベルからドロップされたからでしょうか?
(ちなみにアパレルにも「SHELLAC」というやたらにお洒落なブランドがありますが、実はこのブランドネーム、本家の「SHELLAC」からインスパイアされて付けたものだそうです。なんでもデザイナーさんがオルタナティブ好きらしいとのことですが・・・本当なんでしょうか?)

で、一応一通り流れを追ってみます。
SHELLACとは「Steve Albini」(NIRVANA,PIXIES,SUPERCHUNK,THE BREEDERS,MOGWAI,BORIS,THE SLUT BANKS,etc...のプロデューサー(・・・本人は絶対「プロデューサー」とは言わない・・・)として名高い)を中核として、さらにこちらも敏腕プロデューサーとしてその腕を振るう「Bob Weston」、そして「Todd Trainer」という最強の布陣にてあらゆるシーンからリスペクトを受けているバンドなんですね。
(・・・って偉そうに言わなくても知ってますよね・・・)
バンドなどをされている方なら、そのストイックなまでに無駄なものを削ぎ落としたある意味スリーピースの究極形ともいえる絶対的緊張感、そしてAlbini特有の切り裂くような金属的ギターには必ず憧れを抱くんじゃないでしょうか。
私も「プロデューサー」としてのAlbini(・・・も好きですが・・・)より、やっぱり「プレイヤー」としてのAlbiniが一番好きですね。

とりあえず、SHELLACを知らない方は私がごちゃごちゃ説明するよりもまずは聴いちゃって下さい!
「ライブ イン 東京」はちょっと手に入れづらいかなぁ・・・と思いますので1st album「at ACTION PARK」からがよいと思います。

で、「ライブ イン 東京」ですね。

私個人としてはSHELLAC最高傑作だと思っています。
Albiniのプロデュースとしての信条、『バンドの生の姿を録る』ということをまさに具現化したアルバムだなぁと。
時期的に「at ACTION PARK」からの曲(・・・私が「at ACTION PARK」が一番好きだということもあり最高傑作と言ってしまうのですが・・・)が中心になりますが、スタジオ録音の「それ」と比べて何ら遜色の無い、というかバンドそのものの息遣いまで生々しく捉えつつも演奏の「歪み」を全く感じさせない。
まさにライブバンドとしての本領を完全にパッケージングしたなぁと。見事!

ただ惜しいのは、当時のライブ評をいろいろ探してチェックしてみたのですが、かなり機材トラブル等あったようでどうも本領発揮のライブとはいかない感じだったようです。
おそらくミキシングがAlbiniだということを考えると、ミックスの時点でかなり入念なチェックは入っているのかな・・・と予測します。

でも!やっぱり痺れますね!
しかも(おそらく)未発表曲も幾つか入っていてそれがまたかっこいいといったら!
(M6「Billiard Player Song」は・・・確か・・・日本人のビリヤードプレイヤー(名前はよくわかりません)に捧げた曲らしいのですが・・・未確認です・・・ごめんなさい)

・・・うーん、じゃあSHELLACの魅力って一体なんだろう?といつも考えるのですが・・・。

私の場合はAlbiniの足跡がキーポイントだな、と思ってしまうのです。
「SHELLACが好き!」という人には特に聴いてもらいたいのですが、Albiniは「BIG BLACK」→「RAPEMAN」(・・・日本の漫画から名前を頂いたそうです・・・)→「SHELLAC」と変遷してきました。
私はもう「BIG BLACK」も「RAPEMAN」(・・・名前はちょっと・・・)も大好物です。
どのバンドも基本的にAlbini節(笑)は変わらないんですけど・・・そうですね・・・うまい例えが見つからないのですが・・・『色』で例えてみると・・・。

「BIG BLACK」の頃は物凄く「カラフル」なイメージがありますね。
まずギター自体の音色の感触がものすごくヴァラエティに溢れていますし(・・・ほとんどギターに聴こえない・・・)、曲自体も様々なアイデアを詰め込んでいる印象があります。
(・・・そこが魅力なのです・・・)
「RAPEMAN」になるともっと色を絞り込んでいくイメージになりますね。
音色やアイデアをさらに集中して「緊張感」に繋げていく感覚というか。
特にCD化されている音源のラストに入っている「ライブ」の音源はそれが顕著に表れています。
(・・・息が詰まりそうな緊張感・・・。)
そして「SHELLAC」になるともはや完全一点集中。
完全に余計なものは削ぎ落とし「そこにあるべきもの」をスリーピースという形で具現化させる。
もう「色」というより「白と黒」、「モノクローム」の世界へと没入していく感を受けます。
一音、一音色、一ノイズに全てを込める感覚。
そしてそのスリーピースの一音でも欠けたら全てが崩れ去る感覚。
緊張感とemotionのせめぎあい。

なんて聴きながら感じたりもするのですが、おそらく本人たちはそんなこと欠片も考えてないでしょうね。(笑)
最新作「EXCELLENT ITALIAN GREYHOUND」なんか聴いてると「あー好きにやってんだなー」なんて思っちゃいます。
深読みはよくないですね。疲れるし・・・。




・・・何だか今回は異様に真面目になってしまった気がするのですが・・・。

・・・こういう無駄なことばっかり考えてるから遅刻が多い・・・。
| comments(3) | trackbacks(0) | 07:38 | category: shellac |
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コメント
>greenさん
いろいろ調べてみたのですが「ライブ イン 東京」はレーベルがNUX ORGANIZATION、国内限定です。ヨーロッパでは12インチ(ブートのようですが・・・)で出回っているみたいです。
確かに相当入手が難しい音源のようで、そういうもの(皆さんがなかなか聴けないもの)を取り上げるのも心苦しいのですが、私にとってSHELLACの中ではどうしてもこれを避けて通ることはできなかったもので。本当に申し訳ありません・・・。

SHELLACのアナログ盤はCDも同封されているのでCDを買ってしまった人を泣かせますね。
Albiniのこだわりを感じさせますが・・・。


>真っ黒Tシャツさん
これは確かにちょっとライブ音源の域を超えていますよね。
正直変なプレミアがつくよりAlbiniにさっさと再リリースしてもらいたいです。

Wingwalker、痺れますね。あれはちょっとありえません。
うーん、でもさすがに今回はお気に入りの曲とかは決められませんでした。迷うというか・・・どれも・・・。

『激レアなのに』って真っ黒Tシャツさんも持ってるんじゃないですか。(笑)
| 笹野みちる | 2009/06/20 4:03 AM |

来た!!
これの10曲目のWingwalkerのライブ音源が聴けて本当に涙しました!!
ライブ音源と言ってもこれ普通に音良すぎですよね!この完成度は本当に1993年の音なのでしょうか?さすがアルビニ先生です。
それにしてもこれ激レアなのによく手に入れましたねー。
| 真っ黒Tシャツ | 2009/06/19 12:56 AM |

ライヴイン東京、持ってないですねー。というか見かけたことがありません、、これ国内版ってことになるんでしょうか・・・(笑)
1000HURTSはCD盤を買い、涙を流しました。(LPのほうが・・・)
| green | 2009/06/18 5:02 PM |

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