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You need chaos in your soul to give birth to a dancing star.
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# RAPEMAN / TWO NUNS AND A PACK MULE

 【★★★★☆】

"Rapeman"ねぇ…。ほんと困ったバンド名ですね(苦笑)。

は。ともかくとして!兎に角もう大好きで大好きで仕方のないバンドなのです。だって…。 
Steve Albini(vo.gu.)、David William Sims(ba.~ex.Scratch Acid~pre.Jesus Lizard)、Rey Washam(dr.~ex.Scratch Acid~pre.Ministry)とキてしまったのでは素通りするわけにはいかないじゃないですか。あう。
Albiniについてはもはや皆様の方が詳しいのではないかと。Big Black→Rapeman→Shellacと渡り歩いてきた、いわゆる暗黒音楽的ゴッドの総帥で御座います。でも何故か角刈りにメガネ(笑)。そして絶対に弾きにくいとしか思えない(笑)腰にギタァを巻き付け超金属音的ギタァと絶叫をまき散らしてきたカリスマですね。
そしてDAvid SimsとRey Washam…そう!彼らは伝説的ジャンク・バンド"Scratch Acid"の屋台骨なのでした。Scratch Acidにはもう1人アンダァグラウンドを必要以上に完璧に体現しちゃってるDavid Yow(vo.)という狂人がいらっしゃいました。そしてそのDavid YowとDavid Simsは後に"The Jesus Lizard"というアタマがオカシイにも程があるというバッキバキなバンドを創り上げちゃうのです。かっこいいなぁ。

"Rapeman"。'88年結成にして18ヶ月の短命にて夭逝。
彼らはそのあまりに短すぎる命を吐き捨てる魂の如く生き急いでいた(逝き急いでいた)…というよりは…単に「バンド名」のせいで解散だったんじゃねーかという。Albini、もうちょっと考えよう(笑)。
非常に有名な話ですがRapemanとの名は、日本の「みやわき心太郎」氏の漫画「レイプマン」より頂戴したとのことらしいですね。ちなみにその原案はなんと女性らしきようで(おいおい)。そしてAlbiniさん、相当にこの漫画にヤられちゃってたようでありまして、実際にRapeman以前のBig BlackのLast albumである名作"Songs About Fucking"のジャケにもすでにこの漫画の挿絵が登場しております。
まぁねぇ…やっぱりといいますか、女性擁護団体等からのパッシングは相当凄まじいものがあったようですし、場所によっては出演ダメ出し喰らいそうになったりと。ヨーロッパでのLiveの際には機動隊までお越しになられて(笑)強行的にLive敢行なさったそうで御座います。何かとヤってくれますねAlbini。
ただですね…。Albiniが日本のHな漫画(あ。ちなみに読んでないす。そこまで度胸ありません)をオモチロオカチク取り上げました…というのとは少し違うのではいかと個人的に思っています。というのも…以前Big Blackを取り上げたことがありまして、その中に"Jordan Minnesota"という大名曲があったのです。その時は「敢えて」歌詞の内容には踏み込まなかったのですが。うーん。実はこれ実際に行われていた「児童虐待」事件のことをそのままに歌っているのです。町ぐるみでの日常的に行われている近親相姦。互いの子供を犯し家に連れて帰る。この曲でAlbiniはさも御大層なことなど何一つ言わず、ひたすらにありのままを露悪的なまでに表現する。皮肉屋なAlbiniらしいとでもいいますか「逆説的」に事件の「狂いきった歪み」をブチ上げるという彼なりの知性(痴性)を遺憾なく披露しています。まぁ、悪趣味とも言えますね。
兎に角。つまりにAlbiniはちょいと変態入ってる本だから…というわけでなく、彼なりの(相当に屈折した)ポリシィにて(それが何なのかはわからないわかりたくない)ゆえの"Rapeman"だと。本当にメンドクサイ…じゃなくて固い信念をお持ちである人間なのですね。
Rapemanは他にも逸話は事欠かないのですが、例えばSonic Youthとの対バンの際こともあろうに"Kim Gordon's Panties"をカマしてThurston Moore(旦那ですね)に逆にブチカマされたなんてのもあります。この話、有名ですが「ちょい違う」という意見もありますね。何でもBig Blackのファイナル・ツアァの最中、誕生日を迎えたAlbiniにKim Gordonが誕生日プレゼントとして「泥まみれのパンティ」を投げ込んだ…という話。そこから膨らんだハナシかもしれませんね。まぁAlbiniの場合自業自得でしょう(酷い)。
結局、その素敵な名前ゆえに夭逝してしまったように語られていますが実はAlbiniインタビュゥの中で「バンド名のために解散したというのは冗談」と冗談じゃないことを口走っています(笑)。そしてかなりに"Rapeman"というバンドに未練を残していたということも。そりゃそうでしょうね。Steve AlbiniにDavid Simsだなんてそうはお目にかかれない実力者たちですもの。相当に自分たちのプレイには自信があったのか出来上がった音源に対してはかなりに手厳しかったようです。むーん。充分以上に恰好良いとは思うのですが…。いずれにせよAlbiniにとってRapemanの解散はかなりの痛手となったようでした。あらら。

Rapeman来日!のフライヤー(↑)ですが来日直前にて解散!
てかこれも全くもってUnwoundとまるっきり同じパタァン!
もう。こんなんばっかりですね。

こうしてRapeman活動停止以後Albiniは急速にProduce、Recording業にガッチリ喰い付くことになります。せっかくの機会ですのでこの時期のAlbiniの「お仕事振り」を誰にも頼まれてもいないのに(笑)振り返るのです!です!DEATH !!!

まぁぶっちゃけ"Steve Albini"たる名前が一般に認知されたのはNirvana"In Utero"のProduceのおかげなんですが、そのKurtが何故にAlbiniをご指名したのかはこのPixiesの"Surfer Rosa"を聴いて頂ければ一目瞭然ならぬ「一聴瞭然」でしょう。Kurt自身Pixiesをパクったって言ってるし。
ザラッザラに乾き切ったSound、Pixiesの持つ攻撃性を完璧に引き出したその手腕。"Produced"でなく"Recorded"とcreditされることを好むAlbiniの信条は「バンドそのものの生の音を録る」この一点に尽きます。逆に言うのならPixiesがどれほど凄まじいバンドであったかを証明しているとも言えます。この"Surfer Rosa"の出現は80's~90's Alternative Sceneにトンデモナイ衝撃をブチかますことになったのです。
この後PixiesはAlbiniと袂を分かちGil Nortonと共に、よりスケェル感溢れる方向へとシフトチェンジしていきます。が。やはり個人的ではあるんですけれども、このLive感的「生」で八つ裂きにされてしまう初期衝動を強く思わせる"Sufer Rosa"には勝てないかなと(もう1つ"Surfer Rosa"ばりにヤヴァさを感じるのは「世間的に最も評価の低い」と思われる3rd"Bossanova")。ナンデこんなに熱く語っているのかというと…Pixies…大好きなので(笑)。この機会に書いてしまへと。えへへ。

あやや。PixiesのGOD姉ちゃんKim Deal率いるThe Breedes"POD"ですね。
Aibiniは結構自分の名前をcreditしないことが多いので、知識がないとAlbini関連の音源なのかさっぱりわからないのですが、これは珍しくきちんとcreditされています。"Engineered by Steve Albini"。あは。
最初期のThe Breedersですがやはり目玉はTanya Donelly(Throwing Muses !!! )在籍でしょう。才女ながらに本人メインのバンドが出来ない(後に"Belly"結成!)との不遇の人ですが、Kim Dealがいるのではまたもサイドに徹するしかないでしょう。相手が悪すぎる(笑)。
与太話はさておきやはり流石はSteve Albiniですね。ゾクリとするような空気感を見事にパッケェジ化している。後に"Last Splash"なるalbumにて大Break致しますが(Tanyaは脱退。Kimの双子であるKelly Deal加入)私は断然"POD"派で御座います。
'91年にBlack Francisが「独断」で勝手にPixiesを解散させてしまった(酷いなぁ)為、彼と共にPixiesの中核を担っていたKim Dealの率いるバンドに時代の期待が寄せられたのは必然なのでしょう。しかしKelly Dealのオクスリ問題を発端に失速してしまった感があります。ともかく初期衝動と絶妙なる空気感を封じ込めた逸品"POD"。お勧めです。繰り返し聴きたい。

何となくジャケのロゴマァクがいい感じですがUrge Overkill "Americruiser / Jesus Urge Superstar"の2-in-1カップリングCDです。
"Jesus Urge Superstar"をAlbini、"Americruiser"はなんとButch Vigがproduceしています。物凄い豪華なメンツなのですが…うーん…もうちょっとかな(笑、何で紹介したんだか)。
中心人物であるNash KatoはAlbiniとルゥムメイトだったこともあり、その親交はかなり昔からであった(Big Black初期から)ようです。
Urge OverkillはAlbiniが唯一リスペクトするレェベル"Touch & Go"から結構な枚数の音源をリリィス。その後バリメジャァであるGeffenへと移籍するわけですが…その1枚目がカッコヨクて仕方ないんです(Albini関係ないぞ)。
名前からすると凄く激しそうなイメィジにとられがちですが、彼ら独自のダンディな魅力を持ったRockin'+その当時で言うところの「グランジィ」な恰好良さを併せ持った素敵なバンドです。とりあえずGeffenからの1枚目とTouch & GoからのLastになった本作など併せて試してみては如何でしょうか。

他にもThe Weddingpresent"Seamonsters"やSuper Chunkの2nd"No Pocky for Kitty"なんて超名盤もやはりAlbini絡みなのです(ちなみにSuper Chunkの3rd"On The Mouth"はex.Drive Like Jehu,Rocket From The CryptのJohn"Speed"ReisがProduce。こちらも超名盤ですね)。



さてRapeman"Two Nuns and a Pack Mule"。危うく忘れてしまうところでした(笑)。
現在流通されているものはoriginal album"Two Nuns ..."にEP"Budd"が加えられています。「ボーナストラックとか長いの killie !!! 」とわがままバキバキな私ですがこのalbumはサックリ聴けちゃいます。何回聴いても飽きないのは名盤の証。
様々な方のRapeman評に目を通していると何だか自分が「本当に」感じたことがぼやけてしまう…のが怖いですね(皆さんとても良い評を記されていますので)。出来る限り私が「自然に」感じたことを書ければなぁ…と(例えそれがトンチンカンで的外れでも)。
「兎に角、その超金属的ギタァに酔うべし」のような流れがあるのですが「Big Black,Shellacに比べて金属音的というより、ギタァの音が潰し…というか歪み気味じゃないかなぁ」とi-podを廻しながら思っていたのです。が。家でヘッドフォンでガッツリ勝負したところギタァは相変わらずキャリキャリのピキピキーでした。ギタァじゃなくてpodのインナァイヤァが潰れてたんだ(笑)。相変わらずこんなんですみません。
ただ音質はともかくギタァそのものは、例えばShellacが居合抜きよろしく一刀一閃な切れ味であるのに対し、Rapemanは音そのものをもっと拡散させているような気がします。むん。Shellacがシンプルさを極限にまで追求するのに対し、Rapemanはもっとヴァリエィションを開いていく感覚とでもいいましょうか。バンドそのものはやはりBig Blackの血を受け継いでいるのですが、Big Blackのある意味でのキャッチィさに対しRapemanはより陰鬱さの影を強く打ち出します(Shellac寄りと言ってもいいのかな、「匂い」としては)。
そして!やはり最も大きいのはドラムマシィンからWashamのドラムに変わったことでしょう。直線・直覚的なビィトの波から、若干のスピィドダウンは全体としてあるもののそれ以上に凶悪な緩急・フック・変則感に富んだドラム。揺らされますねぇ。
先程「陰鬱さ」と書きましたが絶望的な重さ・暗さなどの感覚ではないですね。Albiniの骨の髄まで行き渡った「シニカルさ」・「社会への攻撃性」を現したような「しなやかさ」と「狂気」を秘めています。もうお先真っ暗という絶望音源ではないので安心して聴いて下さい(笑)。陰鬱さをまき散らしながらも様々な試みの曲に突っ込んじゃってます。んまぁ。そのビタァな曲の恰好良いこと恰好良いこと!
…は、さて置いて、また懲りずにOUTなことを申し上げますとDavid Sims !!! のベェスが今一つ刺さらないんですよね。いや、普通のalbumなら及第点なんですけどThe Jesus Lizardを愛聴している私としては…。
ところが!とある映像を観てビックリしましたね。カメラの位置がベースアンプに近かったのか分かりませんが、David Sims…ベェスバキバキじゃないですか!もう屋台骨と言うよりも1人で全体を創っちゃってる。Albiniのギタァも完璧喰われてました。うん!やはりLive Bandなんですね!この感覚を音源に封じ込められなかった故「音源には全く満足していない」となっちゃったのかな?
さて。えーと。お勧めの曲というと…。本当にハズレが無いんですが無理矢理。M1.,M2.,M5.,M6.,M9.,M11.(ここからEP),M12.,M13.…ほとんど全部です(笑)。まぁ中でも珠玉の曲と言えばM9."Just Got Paid"。陰鬱さの欠片も無いシンガロングしてしまいそうな「らしくない」曲なのに、後半突然Sonic Youthの"Trilogy"(Daydream Nation)ばりのノイズの嵐がブチまけられます。こういう2面性のある曲は凄く好きだなぁ。大好きだなぁ(笑)。
そして!もう1つ。M11."Budd"。EP"Budd"の表題曲にして…私にとってのRapemanのマスタァピィスに他ならないのです。Live音源にして史上最強。それこそSlintではありませんが(通じるものは絶対あるはず)「静寂の狂気」そのものです。静寂のヒリついた緊張感と暴発・そして再びのクゥル過ぎる静寂を痛いほど味わって下さい。

Rapemanのsingleのジャケです【↑】。Albini…センスいいのか悪いのか(笑)。


last.fmで曲の人気順を見ていたらM9."Just Got Paid"が7位(全15曲)。ふむふむ。
M11."Budd"はどこかなぁと。
はふ?12位!?え〜。え〜。え〜。絶対Rapemanの中でブッチギリで恰好良い曲なのに。


つまり。このBLOGは全く信用できないということです(苦笑)。
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