ignition



You need chaos in your soul to give birth to a dancing star.
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# ninedayswonder / the scenery is in disguise there

 【★★★★★】

「3人でやっていてこれ以上のものがもうできない」ということを何と本人達に言わせしめた銀盤"the scenery is in disguise there"君臨ですね。 嗚呼、嗚呼、そんなこと言わないで敢えてこの路線での2nd albumが聴きたかった。無念極まります。

ある時期naht(narrow ways)に夢中だった頃、友達に「naht」+「激情」みたいな物凄く恰好良いバンドがいるよ!という「爆弾発言」を聞いて即ShopにDash !!! yes !!! まさしく「撃沈」で御座いました。どのくらい「撃沈」だったのかと申しますと「i-pod爆音&脳内ヴァーチァルLive」状態で仕事の帰り道ほてほてと家路に着いていたのですがそれはもう辛抱堪らず思わずついつい「Live会場step」(=変な踊り)で思いっきり地面を「ドン!ドドン!」と「step&jump」したところ何故か横で田んぼに向かって用を足していたおじさん(あの…)が「うわぁ!」と吃驚して思いっきり田んぼに突っ込んでしまったほどなどです(笑)。笑っちゃったけど悪いことしたなぁ。兎に角!思わず田んぼにさえ突っ込んでしまうほど(?)素晴らしい音源だということなのです。

ninedayswonder was ...
Saito Kensuke(vo.,gu),Hada Tsuyoshi(ba.),Kawasaki Akira(dr.) ...

「過去形」になっちゃってますけど現在はケンスケさんのソロ(?)として「9dw」名義で活動をしていますので決して解散したわけではありません。まぁ一応最初期Line-Upのメンバァということで…。
ninedayswonderというバンドの前身はカワサキさんがやっていた"爆走車"(笑)というバンドのようです。ケンスケさんは"evil powers me"というバンドにいましたが解散。そこで爆走車に加入します。ベェスにハダさんも見つかり音楽性も変態的なものからよりシリアスなものにシフト。そして遂にninedayswonderが生まれることになるわけです。それにしても爆走車っていうのもかなりに興味を惹かれますが「あの」サイトウケンスケさんがninedayswonder以前に演っていたバンドevil powers meも物凄く気になりますよね。ということで…。

敢えて裏ジャケをUPしたのですがこれは"TASTE"というBacteria sourのコンピレィションなんですね。実はこのコンピレィションの中にevil powers meの曲が提供されています。このバンドではケンスケさんはベェス(!)なのですがひたすらに重く激しい暗黒な激情(というのかな?)の世界を叩きつけています。はふ。ケンスケさんこんなバンドもやってたんだ。このコンピは他のバンドも凄く面白いのですyo。お勧めの1枚です。
それはともかくninedayswonderは自主で7"をリリィスした後、朋友envy,There is...,Sawpitの激プッシュもあり彼らのLiveを観たSteve Aokiが自身のレェベルDim Makより7"の再発盤と本作をリリィスすることになります。つまりこれは純粋な海外盤になるわけですね(日本ではディストロとしてHG:Factが流通)。

何となくこのDisc「激情」と呼ばれるの括りの中に入れていたんですが、確かに凄く激しいんだけれど同時に凄く「しなやか」なんですね。Orchidみたいな(大好きだけど)凄まじい「激」の怒涛の勢い…というのともちょっと違いますし、i hate myselfのような静と動の凄まじさともまた違う。無理に括りに入れることに意味があるとは思いませんが敢えて言うのならninedayswonderは物凄く良質なemotional Hard-Core(not エモコア)とでも言うべきか。全体もギタァも凄く激しいのだけれど押し引きが本当に極上なんです。yaphet kottoのような「はい激!はい静!」のような感覚でなくもっとナチュラル。全体としては違いますけどoff minor辺りの感覚が結構近いかも。そう言われると渋さ加減も何となく。ギタァのリフというかフレィズもいちいちニクいですよね。激情的轟音の壁だけを創るというよりしなやかに不協和音をブチ込みながら何故か微妙に人懐っこいという。緩めのアルペジオかと思いきや必要以上に切っ先鋭いカッチングギタァ。ひたすらに刺されましょう。
ベェスも凄い。兎に角このハダさんという人のベェスはアンサンブルに潰されずにやたらに通る。ninedayswonderではそのベェスが縦横無尽に旋律を奏でる。これでもかと言わんばかりに動きまくるのです。ハダさんのベェスの音はちょっと凄いと思う(Liveで思い知らされます)。ただ…naht(ハダさんはnahtのメンバァでもあった)での比較的シンプルなベェスを観てしまうと動きまくるのもどうなんだろう…と若干思う部分があるのも正直なところです。
カワサキさんについてはもう言うべきことがありません。Liveに逝くようになって確信した「ドラムが良いバンドは絶対に全体として恰好良い」との私の勝手な持論を見事に証明してくれました。兎に角もうやたらに高い位置からスネアに振り下ろす叩き方は正直もう音なんてどうでもいいです。恰好良過ぎだyo !!!
ninedayswonderは激しくも鋭くありながらもその裏にはPOPさも兼ね備えているところが最大の魅力だと思います。あれだけの激と不協和音を多用しながらも実はケンスケさんがscreamin'している部分は3~4割程度ではないかと。そしてケンスケさんの「うた」が微妙にも上手いとはいえないというところがまた(笑)。screamin'のヴォゥカルは「fit」してるんですけどねぇ…。いずれにせよこういった音楽の中のありがちなスタイルに埋没してしまうという罠に陥らず凄まじい個性を完璧に屹立させていることに変わりはありません。むん。



M1.reminder

とりあえずもうキメのイントロのアルペジオがヤヴァいことこの上ない。緩めのキメのアルペジオのバックではベェスとドラムが高速回転。あんなの反則。恰好良すぎます。ちなみに私は初めてninedayswonderのLiveに逝った時いきなり1曲目にこのreminderのアルペジオが鳴ってしまい失神しそうになりました。助けて。中盤~後半にかけてのリヅムの「速」→「遅」の繰り返しは痺れること痺れること。リヅムをオトシてのバンド全体の「揺れる」感覚には「angry」なくらいに「アングリ」です。あとケンスケさんの微妙なヴォゥカルはどう捉えればよろしいんでしょうか?


M2.stuck

キました!「激ブッ壊しちまえfeelin'満タン」ナンバァ(笑)。ninedayswonderの暴力性を必要以上に遺憾なく発揮しちゃってますね。兎にも角にも全員一丸激一点突破にキレキレの切っ先鋭いギタァ。だけ。で終わると今ひとつなんですが「さすがは」というところでしょうか。一転して音数の少ないギタァに地鳴りのようなドラムで一歩引くところが分かってらっしゃる(笑)。というかこのパァトの方が痺れます。ケンスケさんも終始狂気screamin'暴発ですね。なんてったって「it's my resistance, i'm trying」・「it's my friction, i'm dying」・「it's my rebellion, i'm fighting」ですからねぇ。むん。やっぱりケンスケさんはangry vocal !!! の方が好きかな。


M4.voiceprint


これも大好きな曲ですね。先ずは何といってもイントロのベェスとギタァのクリィンの絡みが上手い…というかヤらしい(笑)。いやいや見事ですyo。ninedayswonderの曲の中でも凄くemotional(ある意味分かり易い)ですよね。ところがさすがはというか「展開の妙」が素晴らしい。というかよく出来ております(どの曲もそうですが)。スピィド感溢れるemotionalな疾走からのミドルへのオトシ。微妙に引き気味なインストからのリヅムチェンジにてのたたみかける様な展開。サラッと聴けちゃうんですけどエッセンスがパツンパツンに詰まってます。かなりに凝っているのに「サラッと」というのが素晴らしいな。何しろ彼らは曲のイントロ部分だけをstudioで2時間も奮闘していたそうですから。確かに頷ける逸話です。問題の(笑)ケンスケさんのヴォゥカルは終始angry vocalではないんですけど「はき捨てる」…というほどなげやりではない微妙なバランス加減がここにきてようやく(笑)開花致しました。このヴォゥカルのバランス加減は凄く好き。いろんな意味で「single候補曲 No.1」になるんじゃないかな(今更singleになりようがありませんが)。 


M5.magnet


これも大好きな曲ですね…なんて冷静に言っていられない個人的趣味嗜好のツボをあらん限りに直撃するナンバァで御座います。この曲は多分3拍子だと思うのですが実は私は3.5.7の拍子には無茶苦茶にヨワいんです。正気を保っていられません。しかもこの曲「不協和音」全開のうえに「激」まで全開。もしかして私のために創ってくれたのでしょうか(妄想)。いきなり激全開で幕を開けるのですがそこはninedayswonder展開に手は抜かない。微妙にオトシてギタァの音数を削っての激シヴなインストへと。気が狂いそうなのはBa.&Dr.をSTOPして不穏なまでの静けさの中クリィンな不協和音系リフの上にヴォゥカルが囁くように「still」・「curls」・「around」・「me」→「超激暴発」という展開の震えるほどに凄まじい緊張感には殺意さえ覚えます。後半に若干emotionalな光を差し込みながらも嘲笑うように終幕不協音の渦に突き落とす。ケンスケ氏のヴォゥカルも狂気極まる。病んでいる人にこそお勧めしたい最高最悪の曲で御座います。


M7.return to sender

さすがにM5.見たいな曲ばかりでは生きる希望も何も見当たらないと感じたのかどうかは御本人様に伺うしか術は御座いませんがこの曲はemotionに溢れております…がninedayswonderというバンドの持つ一抹のdarksideは振り払うことはできませんね。やっぱり。さておきemotionalな「うた」とケンスケさんの鋭いカッチングギタァがこの曲では充分に堪能できます。このalbumでもケンスケさんのカッチングギタァは冴えていますが2nd album "with euphoria"でのカッチングは只事ではありません。興味のある方はcheck !!! さてさて曲の聴き所はやはり「引き」のギタァの音数を減らしたインストパァト。あらためてハダさんとカワサキさんのベェスとドラムのスキルとセンスに圧倒されます。単純に「静」だから音を小さくしました…なんていうような凡百のバンドとは圧倒的に次元が違う。あるべきして存在する展開と演奏。お見事。そしてemotionalな曲でありながらも不協和音的アルペジオのキメをブチ込むセンス。本当に一筋縄ではいかないバンドだなぁとあらためて思い知らされます。


M9.new ways to see the world

はふ。ケンスケさんのカッチングギタァ全開ですね。new way to see the world ...もしかしてケンスケさんが一番やりたかった曲なんじゃないでしょうか。M7.までのninedayswonderにどうしても付随していた「闇」がこの曲には無い。今までのような曲の鋭さは失われずも「光」を提示しているような気がしてならない。何よりtitleが象徴しているような。…まぁ正直を言いますと初めて聴いた時はシンセが入っていることに物凄く拒否感を覚えました。あくまで「3ピィス」としてのストイックなスタイルを貫いて欲しい。ninedayswonderでならこそ尚更。という拘りがあったのですが聴き込むにつれて曲の素晴らしさに負けを認めました。というか敢えてこのalbumのLastに異質なるこの曲を持ってきた時点で確実に「名盤」ということが決定したんだなと思う。きっとケンスケさんはこの曲を創った時点で既にもう次のスティジに降り立っていたんじゃないのかなぁ。個人的趣味嗜好など乗り超えてこのalbumの最高傑作に間違いないと確信致します。「it's easy to acquire」 yes !!!

「これ以上のものがもうできない」との明言のとおり2nd albumからは音楽性も完璧にシフト。メンバァも大幅にチェンジ致します。ハダさんはninedayswonderを脱退しnahtに専念。新メンバァとして田辺さん(ex.MAN★FRIDAY:ba.)とテルさん(ex.GO FEEDER:gu.,vo)とキヨさん(keyboard)が加入し5人編成の大所帯となります。大変ですね(笑)。しかし残念なことに果たしてまたも脱退なのかよく分かりませんが、何年か前に観た時点では「ケンスケさん」・「カワサキさん」・「キヨさん」の3人編成になっており音楽性も更に更に変化していました(インスト)。現在は「カワサキさん」・「キヨさん」も脱退し2人は"mouse on the keys"で大活躍中ですね。

むん。凄く個人的な想いなんですが私にとってninedayswonderとはthe scenery is in disguise thereなんです。KoKnifeとのsplitや2nd album以降も音源としては悪くはないんですけど何だか「違うバンドだなぁ」という意識をどうしても持ってしまうんですね。できることならsplit以降からはバンド名を変えて欲しかったなぁ。

ケンスケ氏 : 「(バンド名を)変える話ももちろんあったんだけど、個人的に(変えなかった)一番の理由っていうのは浮かばなかったっていう。」

あの。ケンスケさん。そんな理由だったんですか(笑)。
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