ignition



You need chaos in your soul to give birth to a dancing star.
Mail : nandaka-kanashii [at] hotmail.co.jp
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# portraits of past / Discography

 【★★★★★】★

『・・・ドンシャンドンシャン!ドンシャンドンシャン!(ア〜ァ)ドンショォウ!・・・』 

ああー、なるほど。

『・・・Don't shoot,don't show.Don't shoot,don't show...Don't show!・・・』

の意味だったんですね。
いやー、部屋でずっと独りで『ドンシャンドンシャン!ドンシャンドンシャン!』と踊ってましたんで。
(・・・かなり恥ずかしい・・・いろんな意味で・・・)

ていうか踊るでしょ!こんなシロモノ聴いちゃったら!
いや・・・逆か・・・固まっちゃうか・・・凄すぎて。
でも・・・聴けば・・・わかります・・・禁断の【 】外にまでをつけてしまった私の気持ち。(以後禁止)

「もういい加減古い音源ばっかりは止めてくれぇ!」・・・との声が何とな〜く聞こえるような気がしなくもないのですが、むー、やっぱりmid90'sレジェンド前後の音だけは止められないです・・・だって・・・かっこいいんだもん!だもん!
まぁ・・・ですね・・・飽きて書かなくなる前に(・・・いや・・・書き続けます・・・嫌がらせの様に・・・)"portraits of past"を書かずには死ねないなと。
今が旬ですしね。(・・・祝!再結成&来日!・・・)


えーと、とりあえずはずーっと後追い後追いしながらも、美味しい美味しい音源を求めては彷徨い歩いていた訳ですが、ある時とてつもなく重大な事実に気付くのです。
『・・・アナログでしか聴けない音源があるぅ・・・』
あのですね・・・そんなもん・・・全く当たり前で、しかも音楽好きの人間ならアナログプレイヤーくらい持っていて普通なのですが、私の生まれついての『買うのが実に面倒くさい』という本当に音楽が好きなのかどうか全くもってわからない信条のせいで「あぁ・・・またこれ・・・聴けやしない(怒)」と独り駄々をこねたものでした。

・・・むん!大決心!・・・。

プレイヤーとコンポを繋げられると知った(・・・知らなかったのか・・・)私は仕事帰りにほてほてとヤ○ダ電機にひっそりと潜入し・・・「一番安いやつ下さーい!」と控えめに(笑)宣言・・・えっちらおっちらと帰途に着いたのでした。

むふーん!これで私も一人前!とアナログコーナーの前でシャシャッとレコードを捌きたかったのですが・・・まことに残念なことにもう明らかに初めてレコード買いに来た人丸出しのレコード捌き・・・1枚とってまた1枚とカタツムリ(or ナメクジ)の歩みの如きレコード吟味・・・。

あぁ・・・初めて買ったアナログは・・・今でも憶えてる・・・"Regulator Watts"(HooverのA.Dunhumのバンド、自分的にはHooverより好き好き)、"three penny opera"(shotmakerの後続バンド、んむ、なかなかです)、"Torches to Rome"(FuelのMike KirschがBread & Circuitsの前にやってた、そりゃもう激最高!)、"NAVIO FORGE"(同じくMike Kirsch関連これまた素っ晴らしいのです)、"Julia"(kularaのヘツさんの影響ですね)、そして『"portraits of past"』。
んー、その日は探しまくりに買いまくりでしたねぇ。

さて!帰宅して今夜はアナログ三昧だぜyes!と部屋の電気を消して間接照明onlyonly!&"CHANDAN"なるお香を焚いて雰囲気はlonlylonly!(んー?)
アナログたちが「oi!oi!今夜は眠らせないze!」と囁く中(・・・脳内神経伝達物質過剰分泌・・・)いざアナログに針を落とします。
ほほぅ、初っ端はいきなりハイトーンヴォイスにてスッ飛ばしますかぁ・・・あ?・・・ん?・・・。
あ・・・回転数間違えてる(笑)・・・ちなみにJulia・・・結構その倍速ヴァージョン個人的に好き(笑)


上記に挙げた音源たちもまぁ多分そのうち(笑)書きますが『"portraits of past"』です!

いや・・・マジで・・・一発で・・・吹っ飛ばされました。
かなり・・・期待はしていたんです・・・"portraits of past"には。
かる〜く・・・その期待感の3倍以上の衝撃を・・・ブチ込まれましたね。

そう、それが、『"portraits of past / 01010101"』
現時点において私にとっての『最高峰』のアルバムなのです。

で、何と!その"portraits of past"のdiscographyが出ると!
うひー!うひー!うひー!うひ?・・・ひぃ?・・・ぃ?
あの・・・一向に・・・出ないじゃん!
ほんと・・・ebullitionに抗議のメールでも出そうかと(・・・日本語で・・・)思いましたよ・・・全く。

で!めでたく!ようやく!ここに"portraits of past / discography"のお目見えなのです!
いやー、よかった、よかった。(・・・何年越し?・・・)



このdiscographyは全16曲。
M.1.~M.7が個人的最高峰アルバムと大絶賛した"01010101"にあたる。
(M.1~M.4がA面、M.5~M.7がB面)
やはりなんといってもこのM.1~M.7こそが本discographyの大本命。
"portraits of past"は94~95年までのわずか1年間サンフランシスコを拠点に活動。
その時代に「激情ハードコア」という括りがあったのかどうかはよくわからないところだが、ジャンル云々はともかくとしても彼らは確かに『痛切なる激しさと寂寥感を感じさせる美しさという両面を併せ持つ実にエモゥショナルなハードコア』という存在であったことは間違いと思う。

中性的(「暗さ」・「明るさ」どちらともいえない)ギターリフの幕開けから急展開の激ハードコアなドタバタ感的疾走、ただひたすらにヴォーカルも全パートもバースト全開状態。
バーストしながらも一本槍でないリズムフック・メロディック的フックが垣間見える部分、実に唸らされる。
驚くべきは展開における見事さ。
激バーストハードコアから「いつの間に!?」と思わせるほどごく自然に独自のギターコード感とメロディラインを組み込んでいき・・・そして必殺のミドルに落とす。
ノンフィードバッキンなシャリンシャリンの2本のギターはあまりに美しすぎるアルペジオの絡みにてその独自の世界観を浮かび上がらせる。
彼らの『美しさ』は悲壮感etc...というよりも、個人的には微妙な寂しさ・メランコリック・寂寥感に近い感覚の方を覚える。
そしてそこに私は異様に共感・・・というか『シンクロ』してしまう。
徐々にトーンダウンしていきながらも、美しさはあくまでそのままに・・・引っ張りに・・・引っ張りに・・・引っ張って・・・そして・・・そして『美しく』・『暴発』を起こす。
その『暴発』は『美しく』ありながらも、紛れもなく凶暴なハードコアそのもの。
とてつもないカタルシスを覚えながら曲はその美しくも凶暴な牙を剥いたまま更なる展開に告ぐ展開を巻き起こす。
「むやみやたら」と言ってもいいほどの展開。曲によってはそれだけで3曲分はありそうなものすらある。
それほどまでに長尺(ショートカットな曲もあるが)でありながら『絶対に』飽きさせることなくひたすらに世界に引き摺り込むことが出来るのは紛れも無く各展開での恐るべきクオリティの高さ。

彼らには一抹のメランコリックと寂寥感を内包する美しさ、そしてその同軸にはネガティヴさえ感じさせる強固な内面的攻撃性を併せ持っている感を受ける。
直線的に感情を放出させていたハードコアというより、感情の起伏を曲の展開として実に見事にかつ凶暴に結実させたという意味で、現在において区分けされる『激情ハードコア』という系譜の源流に位置しているのかもしれない。

M.1 KQED equals volvo
M.2 Bang yer head
M.5 Implications of a sinkhole personality
M.7 Something less than intended

特にこの4曲はそれぞれに形は違えど、ただひたすらに、震える。
M.1~M.7において、外れは、無い。

M.8,M.9はそれぞれV.A提供曲。
"01010101"前夜といったところか。
アルバムほどのボディブロゥには些か及ばないもののやはりその片鱗は確実に感じられる。
M.9"Song with the slow part"はまさに曲名のとおり中盤にてスロゥへと展開していくがその感覚にはゾクリとさせられる。見事。

M.10,M.11は"portraits of past / Bleed  split"。
これは比較的よく知られている音源ではないかと思う。
こちらもやはり"01010101"前夜といった趣ではあるが、音質のせいもあるかとは思うが全体的に『漲っている』という感覚を個人的に受ける。
"portraits of past"の『激』を前面に出したというところか。

M.12~M.16はライブトラック。
これはもう本当にdiscographyに感謝するばかり。素晴らしい。
個人的にも上記に挙げたM.1,M.2,M.5,M.7がライブテイクで聴けるのは嬉しい限り。
実に期待を裏切らないライブテイク。もう一度書くが素晴らしい。
オーディエンスの拍手(リアクション)が今ひとつな気がするのは時代が追いついていなかったということか、もしくは彼らが早すぎたのか。



結構discographyとか長めのアルバムなんかには結構厳しい目線なんですがこれはもう完璧ですね。
discographyというか1つの作品として痺れちゃいます。んー。
ん・・・突如文体が変わったからといって違う人間が書いてるんじゃないです(笑)
スイッチが入ったり切れたりたまに電源が枯渇したり(笑)・・・みたいな感じですね・・・たぶん。

「これすごくいいyo!」なーんてお勧めされると「・・・うーん・・・」なんて聴いてから思ってしまう自分がよくいるんですけど、"portraits of past"に関しては(・・・いいとは確信していたけど・・・)倍々返しでゴチィンとヤられたんで、ほとんど動物の『刷り込み』状態です。お母さーん!
ほんと・・・思い入れ強過ぎなんですけど・・・今聴き返してみても・・・やっぱ痺れるなぁ。色褪せません。



で・・・最後に・・・これ・・・言っちゃうと実も蓋も無いんですけど・・・実は"portraits of past"というバンドは特に自覚的でなく『なんとなくやったらできちゃった』みたいな部分があったのではないでしょうか。
まぁそれこそを「才能」と「センス」というのかもしれませんが(・・・凄いことなんですけどね・・・)あんまり本人達が気付いてなかった(?)のと時代がその凄さを理解するには彼らはあまりに早すぎちゃったみたいな。

せっかくわざわざ御本人様がはるばる日本にまで来て頂けますので訊いてみましょうか。

『あのー、なんとなーくやっっちゃったらあんな風になっちゃったんですか?』

(・・・2009/09/15現在最高峰の評価を誇る音源に対してこのシメはあまりに酷すぎる・・・)
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