ignition



You need chaos in your soul to give birth to a dancing star.
Mail : nandaka-kanashii [at] hotmail.co.jp
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# thelonious / thelonious
 
 【★★★★☆】

『 たとえどんなことがあってもこの灯火があったことは忘れてほしくない 』

いや・・・ほんとに北海道って・・・奇跡のような街です。
『 thelonious 』・・・もしかしたらほとんど無名に近いのかもしれません。
そしてそんなことは全く関係なく・・・それはまるで鍾乳洞の中で誰の目にも触れず何千年という時を越え光り輝く輝石のように・・・確かにそこにある(あった)のです。

あはは・・・冒頭からいささか興奮気味ですね。クゥルダウン、クゥルダウン。
えーと・・・thelonious・・・徹底して『うた』なのです・・・それは・・・それはとてつもなく。
それは『SHELLAC』でもなければ『DRIVE LIKE JEHU』でも全くありません。
【★★★★☆】という驚くべき評価にして。

私の初期衝動は突き詰めて『かっこいいこと』、その一点です。それは揺ぎ無く。
そしてtheloniousの『うた』は間違いなく私にとっての『かっこいい』なのです。
私が好む「轟音」・「絶叫」・「変拍子」・「変則感」etc...の要素はほとんどないにも拘らず。
(・・・ん・・・『かっこいい』・・・ちょっと誤解されてしまう表現ですね・・・表面的な意味でなくて・・・)
全くタイプは違うにも拘らず、そう、衝撃という意味でいうのなら、例えば『Bread and Circuits』(全く正反対の音なのに)と同軸にて魂をブチ抜かれました。

ここで『thelonious』と聞いて『・・・んん?・・・』と思われた方、むふ、あなたは実にいいものを持っていらっしゃいます(笑)
そう、Discharming Manについて書かせて頂いた時、初期Discharming Manにおけるエビナさんの片腕・・・即ち小野寺さんのことなのですが、その小野寺さんがベース(!)として加入していたバンドが、そう、theloniousなのです。
私は小野寺さんのDischarming Man時代のバックトラックに実に惚れていました。
故にそこから遡ってtheloniousをチェック・・・し・・・た?

うぅ・・・すいません・・・そこのところ微妙でぶっちゃけよく覚えていないんです。
しかし!購入したのは確かディストロ・・・otoレコーヅでした。
(・・・otoレコーヅについては賛否両論あるかもしれませんが・・・私は好きです・・・音源が信用できるというか・・・)
そこにはtheloniousについてのyOshiさんの熱い熱いCD紹介文がペッタリとくっついておりましたので(・・・あれ?・・・それ読んだから・・・買ったのかな・・・)、とても良いので全文引用したいと思います。
札幌を中心に活動をしていたtheloniousのミニアルバム。
今年観た最初の衝撃的バンド。
cleanerで札幌に行って、COUNTER ACTIONで対バンした時は本当に身震いが止まらないほどの感動と衝撃を覚えた。
そしてこのミニアルバムはその感動を甦らせ、与える。
クラムボン、ポラリス、la'ltra、Will、moi、Tara Jane Oniel、Yo la tengoのバック、いや、その枠組みの中に本当留めたくないほどの独特のセンスを誇る演奏組みと孤高の存在感と声を持つヴォーカルのMaika氏がいつまでも頭に残る楽曲を提供してくれる。
二とてない不二の存在価値、私はそう認める。
otoのコンピレーションに入っている「N」というバンドを聴いた時も同じ印象を受けたが、これはまた別の衝撃でもっと陰と陽のギャップに似たものを感じる。
何よりギターがアコギであるのとMaika氏の声が混じりけのない素から成す「生」っぽさがあり、すーっと胸に入り込んでくる壮大感と優しさがある。
上に挙げたようなバンドが好きな人は気に入ると思うが、それ以上にとにかくこのバンドの音を直に聴いてもらいたい。
このバンドが居たことを知ってほしい。
本当それだけ。全5曲。激プッシュ。

・・・えーと・・・。
これを引用してしまうと別に私は何も書く必要がなくなってしまうという恐るべき欠陥が(笑)
いやいや、でも本当に素敵な紹介文です。熱を感じる。
(yOshiさん=ex.cleaner、現killie、This Time We Will Not Promise And Forgive、otoレコーヅ所属)

えーと、先程から『うた、うた』と連呼しておりますが要は激激バンドではなく、言ってしまえばアコースティック、むしろ弾き語りの形態に近いバンドです。
そういうバンドが自分の中でここまで入ってくるとは・・・むしろ自分が一番驚いています。

とにかくもうむやみやたらに曲のクオリティ(という言い方よりもっと『熱』を込めたい)がべらぼうに高い。
5曲入りミニアルバムですが、言ってみればDischarming Manの『因果結合666』クラスの楽曲が5連発でぶち込んであるようなもの。
『本当に身震いが止まらないほどの感動と衝撃』とはあながち大袈裟な表現ではありません。

・・・一体何がこの『感動と衝撃』を裏付けているのか・・・。

間違いなく1つには引用の通り『演奏組み』のズバ抜けたセンスが大きいと思います。
こういったアコースティックを基盤とするバンドには珍しいなぁと思うのですが、まさしく揺れる狭間の感情を表現するような音の起伏の付け方が実に見事。
コード感も個人的には思いっきり胸に刺さりまくります。
クラムボン、ポラリス、moi、Yo la tengo etc...をyOshiさんは引き合いに出していますが、ぶっちゃけそんなの知らなくても刺さりまくること請け合いです(笑)

しかし・・・本当は・・・やはりMaikaさんの『こえ』であり『うた』こそがまさに『thelonious』そのもの。

声質そのものがどうたらとかそういうことは説明しても野暮というか、あまり意味がないような気がします。
紹介文の通り、まさしく・・・『孤高』・・・という言葉が一番伝わるのではないかと。
yOshiさんのいう『優しさ』は・・・私には『優しさ』というよりも・・・もう一歩引いた場所にMaikaさんは立っているような感覚を受けます。
誇り高くただ一人立つ強さの『孤高』と『激しさ』、時に『静寂』を体現する『こえ』。

正直言って「これこれっぽい」みたいな比喩が出来ない『こえ』であり『うた』・・・なのです。

随分昔の話・・・とある席での呑み会・・・酔いまくる輩の群れ・・・私はコーヒー(笑、あったんです)
その席にとても素敵なドラムを叩く方がいらっしゃったのですが、酔いながらにも力説すること曰く、
・・・『つまるところ、どんな楽器も結局は『ひとのこえ』には勝てない』・・・。
私は「・・・ふーん・・・」とさらりと絡み上戸の方を避けながら(笑)聞いていたのですが。

若干、「・・・そうかなぁ・・・?」と正直思いながらコーヒーをすすっていました。
何となくどこかで聞いたような持論だなぁ・・・と。

なんといいましょうか、私の音楽の原点は『ギターの歪んだ音の壁』に生理的にとてつもない衝撃を受けた(・・・私の性癖が歪んでいるからなのか・・・)というのが素直な答えです。
そして初めて現場(ライブ)に行って気付かされたのは、一番地味な存在(失礼!)だと思っていたドラムが実は一番かっこいい存在(ドラムがかっこいいバンドはまずバンドとしてとてつもなくかっこいい)だと叩きのめされました。
ベースは・・・これはバンドによって天と地ほどの差があるのですが(・・・正直・・・いなくてもいいんじゃないかと思うバンドも・・・)、実にバンドのアンサンブルに潰されずに『とおる』・『それがなくては音が成立しない』というベースを目の当たりにすると震えてしまいます。

そして私にとっては『こえ(うたor叫び)』もはっきりいうならあくまで『楽器』の1つです。
(・・・あくまで極個人的主観ですので・・・そうではないと思われる方も多いと思います・・・)
勿論、『唯一無二の声』は私にとっても確かに存在します。
でも、それは、あくまで他の楽器が放つ音たちと同軸に存在しているものなのです。

ここにきて「おいおい!いきなり引っくり返すなぁ!」と呆れる方も多いですかね(笑)

はっきり申し上げてこの素晴らしい『 thelonious 』を聴いた後でもこの感覚は変わりません。
それが私の『初期衝動』そのものなのですから。

・・・でもですね・・・その呑み会の席で言われたその言葉に・・・今は素直に耳を傾けることが出来るような気がします・・・。

・・・そんな素敵な『 thelonious 』なんです・・・。

出来ることなら何とか手に入れて聴いてもらいたいんです。
このまま埋もれさせたくないんです。



本作意外にもCD-Rなど存在したようですので何としてでも聴いてみたい!
(・・・うーん・・・それはさすがに無理かなぁ・・・結構前のバンドですし・・・)

・・・吉田真衣香さんはその後『あさひるよる』というバンドに在籍していたようですが、2009年現在は何をしていらっしゃるのでしょうか・・・。

北海道在住(・・・でなくてもいいですが・・・)の方、何かご存知でしたら是非情報をぉーぅ!



何しろ・・・ネットで調べても『 氣志團綾小路セロニアス翔 』しかヒットしない(笑)
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