【★★★☆】
・・・えーと・・・。
CD-Rなんですけど非常に素晴らしいので。
(・・・一応正式に5B Recordsの5B-01にナンバリングされていますが・・・)
うーん、ただ反省というか・・・もしかしたらこの音源ももう手に入りにくいのでしょうか?
・・・なるべく聴きたい人が聴けるような音源について書いていこうと思ってはいるのですが・・・。
どうしても『これは避けられないなぁ』というものが出てきてしまって。
・・・こればかりは謝るしかないです、本当に申し訳ありません・・・。
(ただし本作のM1,M2は他の音源で聴けますので)
『Discharming Man』、これはもう説明の必要がない(?)ですよね。
ex.キウイロールのヴォーカル、エビナさんがキウイロール解散後に始動したソロ(ユニット)です。
ちなみに『This Charming Man』は私の大好きな曲です。
『There is a light that never goes out』も・・・好きです。
もし元ネタを知らない方は是非探ってみて下さい。
(・・・何を今更、と言われるかとは思いますが・・・)
・・・えーと・・・。
M1.『因果結合666』
んーふ(笑)、いきなり曲に入ってしまいましたが書くことがないというわけでは(笑)
・・・しかし・・・。
Discharming Man初の音源の一曲目にしていきなり代表する名曲をぶっ放してしまうとは。
まさにenvyにおける『限りある者』にあたる曲ですね。(・・・M3.への布石・・・)
Discharming Manのエッセンスをいきなり完璧に結晶化してしまった。
冒頭、アカペラの『うた』から『物語』は始まります。
この・・・何もない・・・『うた』だけの部分が・・・凄くいいんだなぁ。
あらためてエビナさんの『声』に惚れ直します。
私はキウイロールの初東京公演(@Shelterかな?)を観に行ったのですがそこで動けなくなりました。
いやいやいや!変な病気とかじゃなくて!
なんていうんだろ・・・ライブアクトがほんとに凄いとモッシュとかそんなんじゃなくて、とにかくステージから目を離せず固まってしまうんです。
(・・・私だけかな・・・変な病気?・・・)
そこで一番初めに刻まれたのはエビナさんの「身長」と「髪型」(失礼!)と『声』なんです。
なんてうまいんだろう、と。
・・・何か私が『上手い』と言うと大体悪い方向へ持っていく予兆がある(苦笑)のですが・・・。
・・・全然そんなんじゃないんです!・・・。
うぅー・・・なんていうんだろう・・・少年のようで・・・「綺麗」なだけじゃなく・・・「上手い」だけじゃなく。
とにかくとてつもない『存在感』を持った声。
何かギリギリに危ういのに絶対に音程を外さずに真っ直ぐに芯を貫く。
まぁきりがないんですが、そんな惚れて惚れて惚れ抜いてしまう声は極上のメロディを奏でます。
キウイロール時に随所にみられた激情ヴォーカルは存在せず、ひたすらに『うた』を全うする姿勢。
・・・そして・・・。
不思議な静寂さをまといながらもガッツリとヴォーカルを包み、そして聞き手を離さないバックトラック。
・・・これ!・・・。
大殊勲賞ですよ!凄いセンス!
・・・うーん・・・不思議なんですよね・・・。
がならないからとかそういう意味合いでなく、全体が不思議な静寂さを孕んでいながらも(それゆえか)ヴォーカルと絡み合ってとても素敵な世界観を構築。
そのバックトラックはex.theloniousの小野寺さんが関わっているのですが、うーん、お見事!
thelonious(from 北海道)も激チェックですよ!(・・・解散済みですけど・・・)
とにかく・・・静寂をも突き抜け『荘厳』をも感じてしまいます。
『ほーしぞぉらでぇもなぁくー、そぉのあぁおでぇもなぁくー』
(注:「星空でもなく その青でもなく」の意・・・すいません)
・・・からの異様なまでの感動は本気で泣きそうです、いや、ふざけてるんじゃなくて・・・。
(・・・いいところなのに・・・)
・・・凄いなぁ・・・。
・・・『創る人』としてはこんな曲ができたら本望なんでしょうね・・・。
・・・本当に・・・一人でも多くの人に・・・聴いてもらいたいです・・・。
・・・ふう・・・。
とりあえずM2,M3はもういいですか(笑)
言いたいことは『因果結合666』で言い切ってしまったような気がするので(笑)
・・・ダメですよね・・・。
M2.『君は君のもの』
うん、もう余計なことは言わない方がいい気がするんですけど、やっぱりM2.の歌詞が一番好きです。
なんというかエビナさんのあの独特の世界観の歌詞は実は、うーん、あくまで私的にということなんですけど歌詞のタイプとしてはそれほど好き!というわけではないんです。
(・・・あの歌詞が好きな方、ごめんなさい・・・)
理由は・・・すいません・・・ちょっと控えさせてもらうんですけど・・・ただ一歩間違えるといやらしいというか『狙った』歌詞に傾いてしまう危険性を感じてしまうんです。
ただエビナさんの場合あの『歌詞』と『声』と『メロディ』が重なった時、まさに『マジック』が起きるので抵抗感がないのかなぁ・・・という気がします。
この歌詞は凄く好きです。
M3.『little regret bear』
これは・・・ちょっとびっくりしました。
上記に書いたenvyの『限りある者』の有名なあのリフがループになって使われているんです。
(・・・全く世界観が変わるのが凄いところですが・・・)
そういえば昔買った某誌にエビナさんがenvyのことを『師匠』と書いてあったことを思い出します。
さて・・・カミングアウトの時間ですね。(・・・んん?・・・)
・・・えーと・・・Discharming Manの音源・・・実は・・・これしか持っていないんです・・・。
(・・・それで文章を書くのもおこがましい・・・本当にすいません・・・)
・・・理由がないわけではないんです・・・。
音源はともかくとして実はDischarming Manのライブには結構行っていたんです。
(・・・ちょっと最近はライブ自体があまり行けていないのですが・・・)
この3 Songs CD-Rを買ったのは初めてDischarming Manを観た会場で飛びついて買いました。
そのライブはエビナさんと小野寺さんの2人のみという(一番初期ですね)シンプルなものでした。
・・・それは・・・とにかく・・・衝撃でした・・・。
それはもしかしたら初めてキウイロールを観たあの時を超えるものであったかもしれない。
小野寺さんのMacを駆使した芳醇なバックトラック。
エビナさんの姿はステージの上にない。
フロアに降りてフリーフォームに、そしてあの『荘厳』さは失わずに自分を体全体で表現、時に観客に突っ込んでみる。
(・・・音源の包み込むような『静寂』とは全く違う・・・)
別に過激なパフォーマンスに喜んだということではない。
シンプルでありながらもあの荘厳ともいえるバックトラックを浴びながら『エビナさんそのもの』を思い切り表現しているライブのあの瞬間は私には奇跡のような出来事だった。
『ああ、バンドという形態じゃなくたってそれを超える表現は可能なんだ』
私にとってそれはキウイロール解散という現実に対して確実に『落とし前』をつけたライブだったと思う。
『 Discharming Manの存在意義 』
小野寺さんは去り、Discharming Manはやがてバンド形態というかたちにシフトしていった。
『 因果結合666 』
バンド形態にて行われたその曲は私にはあまりに『ボヤけて』いた。
ERAでもスタジオライブでもその感覚は拭うことはできなかった。
(あくまで、あくまであくまで個人的な感覚です、それを好きな方を否定するつもりは全くありません)
たまたまライブ終了後、物販にいたエビナさんの後ろに私はいた。
『今回のライブに凄く手応えを感じた』(という内容だったと思う)と言っていたのを私は黙って聴いていた。
それだけの話です。
まぁ、別に誰のせいでもないですし(・・・・どちらかというと音源買わないのは面倒臭がりのせいですしね・・・)、そして正直に言ってしまえば『もっと興味のある音源があった』というのが正解なのかなぁ。
経済的余裕があればガシガシ買えるのにね。
でも!やっぱり!この3 Songs CD-Rは
★云々は関係なく宝物なんです!
たとえ『 1000万円 』積まれても絶対譲りません!
・・・むーん・・・でもCD-Rに焼いてそれでもいいんだったら・・・まぁ半額の500万円でも・・・。
『 ごひゃーくまーんえーん、くれぇー! 』
(・・・『 Z 』、新作楽しみですね・・・)