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You need chaos in your soul to give birth to a dancing star.
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# THERE IS A LIGHT THAT NEVER GOES OUT / SHOUTou

 【★★★★】

俺は本気でひとつでも多くのこの商品が売れて欲しい」と思っていることだ。
ゼアイズをやっていた時にはそんなこと微塵にも思わなかった。
あの時は自由を求めた結果の自由だった。
今は不自由だからこそ音楽と言葉でより新しい自由を探求しながら自己実現している。
けれどもけれども売れてほしいコピーでも何でもして「これ」を入手して本気で普通に俺たちがやっていたことが君の脳味噌に伝わり、人生を変える可能性を持っていることを重々認識できたからこそ、感じて欲しい。 

(根本潤氏のライナーノーツより引用)
・・・つまるところこれはこういう代物なんだと思う・・・。

とりあえずはほとんど廃盤状態になっていたゼアイズのdiscography & DVDがリリースされたのは本当におめでたいことです。
えーと、とりあえず今回は『IE』、『THERE IS... & VANILLA / split』に関してはまたいずれ単体にて書きたいと思っていますので、『光源』(DVD)及び『未発表曲』に的をあてたいと思います。

・・・しかし、困った・・・。
だって、はっきり言ってしまえば上記に引用した根本氏の言葉がこの『光源』の伝えたいこと全てなんですから。
まぁ、はっきり言ってこれも『とっとと観て下さい』というのが一番手っ取り早いのですがそれでは一向に話が進まないので(苦笑)、ま、気負わずに感想文をつらつらと綴ってみようと思います。

うーん、ちなみに私の場合ゼアイズに関しては(ごく一部の)世間で盛り上がっているようなレジェンダリィな感覚、というのはあまりないです。
もちろん私もゼアイズに関してはまったくもって後追いなんですけど、あくまで『かっこいいバンドの1つ』という感じでしょうか。
ゼアイズですとかninedayswonderの1stあたりの妙な一人歩き具合は私は何だか不思議な感じがしてしまいます。
(・・・廃盤とか手に入らないから余計そういう感じになるんでしょうね・・・)

・・・余計な話は置いておいて・・・。
先ずは『IE』のファーストナンバー『SURU』から炸裂します。
・・・いや・・・ほんとかっこいいわ・・・実際・・・。
正直この頃のゼアイズは実にジャンル分けに困るというか(まぁ無理に分ける必要も無いのですが)、説明に困ってしまいますね。
それだけ唯一無二な音なわけですが、とにかく変拍子ビシバシに叙情性一切無視のカオティック激情パンクとでもいうか、私は正直初めて音源を聴いたときさっぱりわかりませんでした・・・。
あぁ・・・でも、これ、生で観たら一発でヤられちゃいますね。

そんな中メンバーの独白が入ります。(趣旨です。あんまり正確じゃないかも・・・すいません)
「結局ライブハウスという場所だとそのバンドのメンバーの『個人』というものがわかりづらい」
「スタジオライブという形態ならもっとバンドをクリアーにお客さんに見せられるし接することができる」
「お客さんとの距離を近づけること。例えばかっこいいバンドを直にお客さんに教えてあげられたりとか」
・・・確かに・・・。
私も今でもこういうのって理想的な関係だなぁと思う部分があります。
だってライブ終わったら控え室にこもりっきりなんて。
せめて物販にくらい出て来いっつーの!(笑)
でも最近はフレンドリィなバンドも多くて嬉しいですね。

そして代々木公園にて名曲『THIS FLAVOR』!
とにかく映像で観るゼアイズにはひたすら圧倒されまくりですが、私的には是非、潤さんの素敵に知的な狂った詩をじっくり堪能して頂きたいです。
discography判に書かれた詩も読みやすくていいんですがオリジナルのCD(・・・しか私は持っていないので・・・)のヴァージョンは明らかに確信犯です(内容は同じなんですけどね)。

そうして初期ゼアイズはスタジオライブを中心に活動しながらもファンジンも作っていきます。
その名も『新響or真凶or芯叫』!(第3号まで刊行しました)
・・・それはもう、実に素晴らしいファンジンです・・・!
とにかくもう私が今まで全く知らなかったとんでもなくかっこいいバンドの紹介がてんこ盛り!
この時点でこれを言ってしまっていいのかわかりませんが、この『シンキョウ』があったからこそ私の音楽人生は完璧に変わってしまったのです。
とんでもない衝撃でした。
どちらかというと『シンキョウ』があった故に真面目に(苦笑)ゼアイズを聴くようになった感さえあります。

そして次なるライブ映像は私の大好きなsplitからの楽曲『非常事態』。
うわ!実にアグレシッヴ!何度も言ってしまいますが・・・かっこいい!

三重シティホールでのマイルマーカーとのツアーライブ。
DIYというか各地でゼアイズと共鳴した人々との手作りのライブ。
素敵ですね。
ツアーも終わりを迎えマイルマーカーも帰国していきます。
空港ではひそかにスティーヴ青木(DIM MAK総帥)の姿も見えますね。
ちなみにスティーヴ青木、用があるんだか無いんだか、結構シェルター近辺でよく目撃しました(笑)

そして魚頭さんの独白。(趣旨。ちょっと適当)
「学生に比べて社会に出て気付くことは・・・時間の無さ。そして『情熱』が知らずに薄れていくこと」
「自分が本当にやりたいことへの危機感。自分が本当に注ぎ込みたいものとは何か。(バンド)」
「社会に出て・・・思うのは・・・『創る・表現する』というものが無い人があまりに多い」
・・・うーん・・・。
これは・・・思い当たる方も・・・多いのではないでしょうか。
私自身に当てはめてみれば・・・例えばこの適当な文章が恐れ多くも『表現』だとしても・・・やはり生活に忙殺されて・・・書くことへの情熱が揺らぐことは・・・数え切れないです。
何かを『表現』したい、と思う方にとって『社会』に出るということはとても大きなターニングポイントだと個人ながらに思います。

潤さんとそのご両親の会話。
「仕事をしているからこそ全く違う世界(バンド)が確立する」
「表現をするのであればその道一本に邁進するべき」
というまさに真っ向から対立するご両親の意見に潤さんは「どちらとも正しい」、そして「まさか自分の親の世代から自分たちの世代が考えているそういう意見が出たことにむしろ驚いた」とおっしゃっていましたが、これは私も潤さんと同感ですね。

幾つかのライブ映像を挟み、再び独白。中でも印象深かったもの。
「音楽をすることによって自分の中の『未知数』が引き出せるんじゃないか」
・・・深くは言及はしませんが、物凄く心に引っかかります・・・。


さて!ラストライブと未発表音源(・・・ライブヴァージョンですが・・・)の方ですが、ラストライブについてはsplitの『枯れる』が映像にてライブヴァージョンで観ることができた!ということ、この一点に尽きます。あとはもう言うことはございません(笑)

未発表音源の方ですがやはり予想していたとおり、splitの延長をいく逸品ですね。
潤さんがファンジンの中で『ENGINE DOWN』を大絶賛していたので、やはりそのような流れにいくのかな?とは思っていたのですが、私個人の感覚としては当初『激』であったSHOTMAKERがラストアルバムにて今までになかったメランコリックな方向性を打ち出した感覚に近いかな?(SHOTMAKERよりももっとかなりに静寂ですが)という気がします。
ただ、曲があまりに長尺であることと、3曲ともに雰囲気が近いため若干マンネリというか食傷気味になってしまう感じが・・・。
(まぁ・・・『これから』(?)だったのかな?)


【 決して消えない光は『無い』 】


今更ながらに・・・やはり・・・残念ではあります。


終焉がいずれ来るのであるのなら『THERE IS A LIGHT THAT NEVER GOES OUT』なんて名前は付けて欲しくなかった。


『光源』のラストロール。
私にとっては今更ながらの言葉ではありますが。


【社会に出ることの不安。いつか失ってしまうかもしれない情熱について。】



あぁっ!本当に久しぶりに最近の音源のことを書いたことに気付いてしまいました!
・・・ん?、いや、discographyと2001年の映像だから結局古いのか・・・。
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