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You need chaos in your soul to give birth to a dancing star.
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# Yage / 3-17 October 1984
 
 【★★★★】

・・・いやぁ、これはお勧めしたかった!『Yage / 3-17 october 1984』です!・・・。
・・・とか言いながら何故かジャケットが紛失!どこ!?・・・。
・・・とりあえずSONZAIのPOST CARDとLive写真で許して下さい・・・。

実はこの音源『SEROTONIN』と同時並行でガッツリ聴いていたんですが、正直「・・・これは明らかに(あくまで私的に)Yageの圧勝だなぁ・・・」と感じていました。
以前SEROTONINを扱った時に『・・・物凄くいい線をいっているのだがemotional的な部分に若干の弱さを感じる・・・』といった趣旨のコメントを頂き、私もかなり同感する部分があったのです。
対し、並行して聴いていたYageは・・・まさにその『emotional』を体現していた音源であったので、非常に興味深い聴き比べになったのでした。

『Yageとは何ものぞ!?』という方のために少しYageを追ってみたいと思います。
私がYageに触れたのは結構以前でして、たまたまですが前回ライブ評(・・・にならなかった・・・)P.S. Burn This Letterのヴォーカルの方がかつて在籍していた(←未確認なんですが・・・私の記憶が正しければ・・・)バンド『Box the Compass』の来日ライブにてfive kinds squareの柿沼さん(現TIALA)がYageのTシャツを着用していたのを観たのが初めてでした。
激情的ハードコアであるYageというバンドがいるというのは何となく耳にしていたのですが、何と読めばいいのかわからない・・・。
「‘ヤゴ‘だとトンボだしなぁ・・・。むーん・・・‘ユェイジ‘かなぁ・・・?」
・・・と、かなりトンチンカンな憶測を巡らせていたのですが正解は『ヤーゲ』です。

その読み方からもわかるとおりUSのバンドではなくドイツのバンドなんですね。
レーベルはNova Recordingsより。その運営にも関わっていたともききます。
その活動期間は1999年付近から2004年まで。非常に残念なことに既に解散しています。
国内ではenvyとの親交が深く、envyの招聘にて来日もしました。
またenvyのレーベルSONZAI RECORDSより『...and nobody told me to think about life in general』というアルバムもドロップしています。
ある意味でドイツを代表するemotionalなハードコアの第一人者だったわけです。

彼らが影響を受けたと公言するバンドが『 Shotmaker, 400 Years, Portraits Of Past, Age, Assay, Indian Summer, Iconoclast 』・・・。
これは・・・興味深いというか・・・もう本当に納得ですね!
確かにこれらのバンドのエッセンスがそこかしこに感じられますし、何よりこの公言するバンド、見事に私のフェイヴァリットですのでそりゃあ私がYageに共鳴するわけです。

この音源、人に言わせればもしかしたら「ベタな激情」と片付けられるかもしれません。
が、笑いたい人は笑って下さい。
もちろん人の好みがあるのは重々承知ですが、この音源に胸倉掴まれないのはあまりにもったいなさすぎるのです。

私はM1「Wenn Nicht Bist Du Draussen」から心を鷲掴みにされました。
垂れ流しの「泣き」ではなく微妙でありながら確実に相手に届くemotionalが疾走していく。
上記のバンドに確実に影響を受けている殺人的リズムフック。
M2「My Head's Film」、一辺倒に「激激!」というヴォーカルでなくあくまで強弱をつけていくセンス。
M3「Difference in Between」、これは・・・堪らないですね。
悲哀の感情が溢れるのをギリギリにクリーンのミドルにて始まる・・・。もうこの時点で既に心を奪われます。
SEROTONINもそうですがこのクリーンでの展開は本当に見事。
むしろ「激」の部分の方がかすむほど脳内MP3に刷り込まれます。
とにかくこの曲のemotionalは尋常ではないです。本当に男泣き(女泣き?)の一曲ですね。
『泣き虫エモ』と言いたい人はどうぞご自由に。
M4「One Way Ticket Des Lebens」、「激」と「リズミック」にて攻撃的に幕を開けるかと思いきや静かなトーンにて展開・・・そしてまた胸を揺さぶられるemotionalな「激」。
本領全開。泣きたくなります。
M6「Engine Off」、LOVITTあたりを思わせる音にひたすら焦らすように徐々に「激」へと展開、今までの叙情が嘘のように暴発、そしてIndian Summerを感じさせるSTOP & GOのリズムフック!
こういう曲があるからまた堪らないんです!
『ココアに塩』って感じで。(笑)
いや、冗談ではなくてアルバムのバランスに絶対に重要なファクターです。
M8「Vorstellungsspagat」、もはやYageの「宝刀」であるemotionalな「激」にセンス溢れるクリーン、さらに影響を受けたと公言しているバンドのエッセンスまで加えた「いいとこどり」ですね。

これだけのエッセンスを詰め込みながら9トラック35分!
理想形ですね。無駄なものがない。捨て曲が無いということです。

ただ・・・敢えて言うなら叙情性を外した攻撃性を持った曲に若干の甘さを感じなくもないのですが・・・。
(・・・それでも凡百のバンドより遥かに突き抜けてはいますが・・・)


本当に良いバンドだったと思います。

そのアクトを生で体験できたのは幸せなことだったと思っています。(@旧新宿DOM)
| comments(4) | trackbacks(0) | 04:23 | category: yage |
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