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You need chaos in your soul to give birth to a dancing star.
Mail : nandaka-kanashii [at] hotmail.co.jp
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# GIRLS AGAINST BOYS / House of GVSB

 【★★★☆】

・・・GIRLS AGAINST BOYSですか・・・。
・・・うーん・・・これ・・・取り上げて盛り上がるのかなぁ・・・。

・・・などと一抹の不安に駆られてしまう自分がいるわけですが、皆さんはGVSBをご存知ですか?
私の場合、実はかなり初期から持っていまして、結構お気に入りだったのです。
実は私は90'S初期オルタナティヴが物凄く好きでして、そもそもここまでどっぷり音楽に浸かってしまったのもこの影響なのです。
(・・・実は今まで紹介してきたような音源に目覚めたのは比較的最近のことなんですね・・・)
したがって、GVSBも90'Sオルタナティヴの流れで聴くようになったんです。

で、基本的にポリシーのない雑食性の私はあちらこちらに喰い付いては「わっかんないなぁ、これ・・・」(笑)と ウダウダしているわけですが、何時の間にかDischordに辿り着きます。
そんな中80年代Dischordハードコアの一翼を担っていた「soul side」を愛聴していた時期があったのですが、ある時メンバークレジットを見て驚愕しました。
『メンバーがGVSBと被ってる!!!』
GVSBは音的にもオルタナティヴ(グランジの世代)であり、まさかDischord、しかもsoul sideに繋がっているなんて夢にも思わなかったので・・・。
(・・・ありえなくはないが・・・)

実はGVSBはもともとFUGAZI(!)のBrendan Canty(現在はノータッチです)とEli Janney(ex.RAIN)とのスタジオプロジェクトからスタートしました。
(Eli Janneyはsoul sideのプロデュースに関わっています)
そこにScott McCloud(soul sideではギター)をボーカルに招き、さらにJohnny TempleとAlexis Fleisigの残りsoul side組が加入することによってsoul sideのサブプロジェクトとして始動することになるのです。

「・・・意外なところで繋がってるなぁ・・・」というのが正直な感想でした。
・・・だって、音、全然違ってるんだもん・・・。
・・・ということで「やぁやぁ久しぶり!」とガッツリヘッドフォンを被ってみたわけですが・・・、

・・・第一声、「うわぁ・・・暗い・・・」・・・。
・・・いや、言い直しましょう・・・。

とにかくsoul side時代の疾走する感覚から一転してひたすらダークで重苦しいグルーヴが渦巻きます。
もうすでにM1.「Super-fire」から息苦しい。
90年代腐るほどの「オルタナ」バンドがいた中で独り異彩を放っていたというか、私の中で引っかかったのはこの部分なんですね。
そしてなんといってもScott McCloudのダークに吐き捨てるように歌う『声』。
soul side時代はギターに徹していましたが、GVSBにてヴォーカリストとしての才能が全面開花。
これだけ人をダークな気持ちにさせる声も、まあないでしょう。(笑)
さらにScott(ヴォーカル、ギター)のギターは時にハーモニクスも交えつつノイジーかつファズ全面なオルタナティヴギターを全開。
特筆すべきはこのバンドの核Eli Janneyの操るベース(GVSBはツインベース!)とキーボード。
かなりにエフェクティヴなギター的アプローチのベースとキーボードのエレクトロノイズはひたすらダークで重苦しい世界観を確実に強固なものにしています。

ここにはサンディエゴや31G、GSLに通じるような『狂気』はありません。
あくまで『オルタナティヴ』でありながら、ただひたすらにダークで息苦しく重苦しい世界・・・。

今回の最大の課題は『オルタナティヴが好きだった私』が、感覚の変化した今でも『聴ける』音源であるかどうか・・・。


・・・聴けますねぇ、充分に!!!・・・


変拍子や不協和音などなくても『確固たる世界観』(・・・重苦しいところが・・・いい・・・)があれば、一向に『今の耳』に違和感を感じさせません。
これはもはや『ポスト・ハードコア』と呼んでいいでしょう。

正直今回もに迷ったのですが、未だ『今の耳に違和感を全く感じさせないグルーヴ』に一本取られた!というかたちで★★★☆にさせて頂きました。

ちなみにGVSBは今でも散発的ではありますが活動を続けられているようです。



・・・すいません、以前『GVSB』という略し方、『Guided By Voices』と勘違いしてました・・・。
・・・スペルも音楽性も全然違うのにね・・・。
| comments(2) | trackbacks(0) | 23:50 | category: girls against boys |
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