ignition



You need chaos in your soul to give birth to a dancing star.
Mail : nandaka-kanashii [at] hotmail.co.jp
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# SHELLAC / TERRAFORM


 【★★★★☆】

はふ。いや、お見事と言わざるを得ないでしょう。これは。

実は私の場合Albini関連はその歴史の如くBig Black→Rapeman→SHELLACという流れで聴いていたので「むん!次はこうキましたか!」 とドキドキしながら聴いていたんです。
で、SHELLAC。ヤられましたねぇ。at ACTION PARK(1st)…嗚呼、この極北まで来てしまったのかと。正直もう「聴いてる」という感覚ではないです。「潜っている」というべきか。その世界、その一音に完全に堕ちていく感覚。未来Shut Out !!! 今ここに在る一閃の刃と自分だけ。それ以外は何も無い。
何が自分にとって頂点なる音楽なのかはどうしても決められないのですけどat ACTION PARKは間違いなく限りなく頂点に近い。
おっと。at ACTION PARKのハナシじゃないんだった今回は(笑)。2nd album "TERRAFORM"なんですね。このまま終わりそうだった。
むーん。正直心配だったんですよね。というのもat ACTION PARKは(私にとっては)最早究極まで突き詰めてしまった音源だったんです。3ピィスにして各々が決して存在しなくてはならないという理想形であり、且つそのせめぎあう凄まじい緊張感。Albiniの超金属的"Rocket Guitar"は(後のalbumを聴いても)頂点に達しているしBob Weston,Todd TrainerのPlayも半端ない。そして何より!楽曲の素晴らしさ!Playだ音だ云々なんて正直二の次なんです。「恰好良いとはこういうことさ」を完璧に体現している楽曲の嵐。凍てつくとはこういうこと。
故に次の一手など存在するのだろうか?正直「期待をしてはいけない」と自分にいいきかせていた部分があったのは確かに否めません。
んが。M1.Didn't we deserve a look at you the way you really are を一聴した瞬間、「はぅ!?マヂか!ヤられた!」と完っ璧に横っ面を張っ倒されましたね。
Bob Weston。ex.VOLCANO SUNSにしてSteve Albiniとさえ肩を並べる敏腕Producer。TERRAFORMにおいてBob Westonはある意味主役かもしれない(楽曲故ということもありますが)。兎に角、このalbumのBob Westonにはひたすらに痺れる。
この音源自体が「引き」の方向性を持つ故にBobが前面に出ているということもあるのですが、代表的M1.以外でもBobのベェスの切っ先の凄まじさは言葉に出来ない。素晴らしいです。
上記に「引き」と書いたのですが、まぁ言ってしまえばいわゆる2nd albumとしてのありがちなパタァンなんですが…違うんだよなぁ。見事としか言いようが無い。ヌルさなど皆無。
1st "at ACTION PARK"とは全くの別物にブチあげたにも拘らずそのSolid感覚はとんでもないことになってしまった。完璧に脱帽です。未聴の方は是非とも。ちなみにSHELLACは1stから順に聴いていくのが一番良いと個人的に思います(今更…皆さん聴いてますよね)。



M1.Didn't we deserve a look at you the way you really are

このTERRAFORMの世界観を完璧に表現してしまった曲。10分もの大作なのにその長さを全く感じさせない凄まじい緊張感。そしてその所以は間違いなくBob WestonのSolidなベェスリフのルゥプ。10分間最初から最後までそのルゥプを突き刺す。痺れて仕方が無い。Albiniのヴォゥカルもザラつきながらも囁くように。堪らない。ギタァは激メタリックを排除し隙間にクゥルネスに爪弾くように。これがもう…。激音の部分もあるがこちらのギタァにひたすら惚れる。瞬間の激音はありながらもゾクッとクる感覚はやはり静寂の凄まじい緊張感に間違いないと思う。SHELLACを代表する大名曲。ただ…あのベェスリフの回数は皆さんちゃんと覚えているんでしょうか(笑、凄まじく長いんだもん)


M2.This is a picture

各々個人的な趣味嗜好がありますのでそれぞれ意見はあると思うのですが正直この曲はat ACTION PARKの楽曲に負けていると思う(この曲が好きな方、本当にごめんなさい)。ただ前半のキメの「ギャーギャーギャーギャーン」のところのコォド感は凄く好き。後半も絡めてあそこをもっと上手く使ったら…。それから!やっぱりBob Westonですね!ベェスが入ってきた時点でこの曲凄まじくヤヴァくなります。うーん。良い部分はあるのに生かしきれてない感覚が…。私だけかもしれません(すいません)。
 

M6.Rush job

これは良い曲。私が偉そうに言う権利など全くもってないんですが(笑)。兎に角、イントロからの入りがSolid極まります。ゾクッとする。3者の攻撃性を一点集中した感覚ですね。そこからの持って行き方がまた秀逸。いきなり光の差し込むような開放的メロディックへと。この落差が堪りません。終幕はバッサリ切り落とすかのように。実に潔く短いながらも展開溢れる名曲。


M7.House full of garbage

ひたすらに重く陰鬱な世界。やはりそれを構築しているのはBob Weston。陰鬱で重く刻むベェス。いや…大好きですこういうの(苦笑)!この音源からかAlbiniの超金属的ギタァは若干おとなしく(というか普通)になってきているような気がするんですよね。っていうか前が極端過ぎたんだけど…。この曲もそうなんですがギタァを弾き過ぎないというか「引き」での瞬発力で刺し殺すギタァにシフトチェンジしている感を受けます。陰鬱なベェスと瞬間殺傷のギタァの世界観はグッサリ刺されます。LastがToddのドラムのみにて幕を落すところも非常に嫌な緊張感を感じてしまい最高ですね。ダァクネス最高峰の「最高最悪」曲。あ、私は最高ですよ(笑)。


M8.Copper

いや。この曲をLastにもってきたことでこの音源が名盤だと決定付けているのだと思います。ショゥトカットチュゥン。ひたすらストレィトにシンプルに。そして(Hard-Core)POP。が。緩くは無い。あくまでSHELLACとしてのSolid。M7.までの(私にとっては良い意味で)捻くれまくった楽曲の止めがストレィトに疾走するこの曲とは完全に確信犯でしょう。個人的にギタァの「ピキピキー」が聴けて大満足です(おとなしいAlbiniのギタァなんて…)。

某大型SHOPにTERRAFORMを買いに行ったんですけどどうしても見当たらなかったので店員さんにお願いして見付けてもらったのですが「あのこれ、何の音楽なんですか」って…。

まぁ表ジャケも裏ジャケもこんなんじゃわかりませんよね(笑)。


| comments(0) | trackbacks(0) | 23:53 | category: shellac |
# SHELLAC / シェラック ライブ イン 東京

 【★★★★★】

・・・まあ、そんなにポコポコ5つを出してもいいのかなぁとも思うのですが・・・。
・・・これはちょっと『別格』ですよね・・・。 

・・・正直、これを見つけたとき「はぁ!?」と思ってしまいました・・・。
そもそも touch & go のオフィシャルカタログにも載っていませんし、しかも全て日本語ですし、SHELLACのメンバーらしき姿も写っていませんし、大体ジャケそのものが何が何だか・・・。
(・・・まあ、ある意味SHELLACらしいといえばらしいけど・・・)

なんか同名(?)の全然違うバンドだったら嫌だなぁ・・・と思いつつも、「ま、いっか」と購入したのですが・・・。
・・・家に帰って・・・土下座しました。(笑)
・・・「本当に疑ってすみませんでした!」・・・。

正真正銘の『SHELLAC』、1993年11月21日、代々木チョコレートシティに於ける現時点でただ1回のみ行われた来日公演の『実況録音盤』なのです。
むやみに日本語表記が強調されているのは対バンした日本のバンドZeni Gevaのレーベルからドロップされたからでしょうか?
(ちなみにアパレルにも「SHELLAC」というやたらにお洒落なブランドがありますが、実はこのブランドネーム、本家の「SHELLAC」からインスパイアされて付けたものだそうです。なんでもデザイナーさんがオルタナティブ好きらしいとのことですが・・・本当なんでしょうか?)

で、一応一通り流れを追ってみます。
SHELLACとは「Steve Albini」(NIRVANA,PIXIES,SUPERCHUNK,THE BREEDERS,MOGWAI,BORIS,THE SLUT BANKS,etc...のプロデューサー(・・・本人は絶対「プロデューサー」とは言わない・・・)として名高い)を中核として、さらにこちらも敏腕プロデューサーとしてその腕を振るう「Bob Weston」、そして「Todd Trainer」という最強の布陣にてあらゆるシーンからリスペクトを受けているバンドなんですね。
(・・・って偉そうに言わなくても知ってますよね・・・)
バンドなどをされている方なら、そのストイックなまでに無駄なものを削ぎ落としたある意味スリーピースの究極形ともいえる絶対的緊張感、そしてAlbini特有の切り裂くような金属的ギターには必ず憧れを抱くんじゃないでしょうか。
私も「プロデューサー」としてのAlbini(・・・も好きですが・・・)より、やっぱり「プレイヤー」としてのAlbiniが一番好きですね。

とりあえず、SHELLACを知らない方は私がごちゃごちゃ説明するよりもまずは聴いちゃって下さい!
「ライブ イン 東京」はちょっと手に入れづらいかなぁ・・・と思いますので1st album「at ACTION PARK」からがよいと思います。

で、「ライブ イン 東京」ですね。

私個人としてはSHELLAC最高傑作だと思っています。
Albiniのプロデュースとしての信条、『バンドの生の姿を録る』ということをまさに具現化したアルバムだなぁと。
時期的に「at ACTION PARK」からの曲(・・・私が「at ACTION PARK」が一番好きだということもあり最高傑作と言ってしまうのですが・・・)が中心になりますが、スタジオ録音の「それ」と比べて何ら遜色の無い、というかバンドそのものの息遣いまで生々しく捉えつつも演奏の「歪み」を全く感じさせない。
まさにライブバンドとしての本領を完全にパッケージングしたなぁと。見事!

ただ惜しいのは、当時のライブ評をいろいろ探してチェックしてみたのですが、かなり機材トラブル等あったようでどうも本領発揮のライブとはいかない感じだったようです。
おそらくミキシングがAlbiniだということを考えると、ミックスの時点でかなり入念なチェックは入っているのかな・・・と予測します。

でも!やっぱり痺れますね!
しかも(おそらく)未発表曲も幾つか入っていてそれがまたかっこいいといったら!
(M6「Billiard Player Song」は・・・確か・・・日本人のビリヤードプレイヤー(名前はよくわかりません)に捧げた曲らしいのですが・・・未確認です・・・ごめんなさい)

・・・うーん、じゃあSHELLACの魅力って一体なんだろう?といつも考えるのですが・・・。

私の場合はAlbiniの足跡がキーポイントだな、と思ってしまうのです。
「SHELLACが好き!」という人には特に聴いてもらいたいのですが、Albiniは「BIG BLACK」→「RAPEMAN」(・・・日本の漫画から名前を頂いたそうです・・・)→「SHELLAC」と変遷してきました。
私はもう「BIG BLACK」も「RAPEMAN」(・・・名前はちょっと・・・)も大好物です。
どのバンドも基本的にAlbini節(笑)は変わらないんですけど・・・そうですね・・・うまい例えが見つからないのですが・・・『色』で例えてみると・・・。

「BIG BLACK」の頃は物凄く「カラフル」なイメージがありますね。
まずギター自体の音色の感触がものすごくヴァラエティに溢れていますし(・・・ほとんどギターに聴こえない・・・)、曲自体も様々なアイデアを詰め込んでいる印象があります。
(・・・そこが魅力なのです・・・)
「RAPEMAN」になるともっと色を絞り込んでいくイメージになりますね。
音色やアイデアをさらに集中して「緊張感」に繋げていく感覚というか。
特にCD化されている音源のラストに入っている「ライブ」の音源はそれが顕著に表れています。
(・・・息が詰まりそうな緊張感・・・。)
そして「SHELLAC」になるともはや完全一点集中。
完全に余計なものは削ぎ落とし「そこにあるべきもの」をスリーピースという形で具現化させる。
もう「色」というより「白と黒」、「モノクローム」の世界へと没入していく感を受けます。
一音、一音色、一ノイズに全てを込める感覚。
そしてそのスリーピースの一音でも欠けたら全てが崩れ去る感覚。
緊張感とemotionのせめぎあい。

なんて聴きながら感じたりもするのですが、おそらく本人たちはそんなこと欠片も考えてないでしょうね。(笑)
最新作「EXCELLENT ITALIAN GREYHOUND」なんか聴いてると「あー好きにやってんだなー」なんて思っちゃいます。
深読みはよくないですね。疲れるし・・・。




・・・何だか今回は異様に真面目になってしまった気がするのですが・・・。

・・・こういう無駄なことばっかり考えてるから遅刻が多い・・・。
| comments(3) | trackbacks(0) | 07:38 | category: shellac |
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