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You need chaos in your soul to give birth to a dancing star.
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# RAPEMAN / TWO NUNS AND A PACK MULE

 【★★★★☆】

"Rapeman"ねぇ…。ほんと困ったバンド名ですね(苦笑)。

は。ともかくとして!兎に角もう大好きで大好きで仕方のないバンドなのです。だって…。 
Steve Albini(vo.gu.)、David William Sims(ba.~ex.Scratch Acid~pre.Jesus Lizard)、Rey Washam(dr.~ex.Scratch Acid~pre.Ministry)とキてしまったのでは素通りするわけにはいかないじゃないですか。あう。
Albiniについてはもはや皆様の方が詳しいのではないかと。Big Black→Rapeman→Shellacと渡り歩いてきた、いわゆる暗黒音楽的ゴッドの総帥で御座います。でも何故か角刈りにメガネ(笑)。そして絶対に弾きにくいとしか思えない(笑)腰にギタァを巻き付け超金属音的ギタァと絶叫をまき散らしてきたカリスマですね。
そしてDAvid SimsとRey Washam…そう!彼らは伝説的ジャンク・バンド"Scratch Acid"の屋台骨なのでした。Scratch Acidにはもう1人アンダァグラウンドを必要以上に完璧に体現しちゃってるDavid Yow(vo.)という狂人がいらっしゃいました。そしてそのDavid YowとDavid Simsは後に"The Jesus Lizard"というアタマがオカシイにも程があるというバッキバキなバンドを創り上げちゃうのです。かっこいいなぁ。

"Rapeman"。'88年結成にして18ヶ月の短命にて夭逝。
彼らはそのあまりに短すぎる命を吐き捨てる魂の如く生き急いでいた(逝き急いでいた)…というよりは…単に「バンド名」のせいで解散だったんじゃねーかという。Albini、もうちょっと考えよう(笑)。
非常に有名な話ですがRapemanとの名は、日本の「みやわき心太郎」氏の漫画「レイプマン」より頂戴したとのことらしいですね。ちなみにその原案はなんと女性らしきようで(おいおい)。そしてAlbiniさん、相当にこの漫画にヤられちゃってたようでありまして、実際にRapeman以前のBig BlackのLast albumである名作"Songs About Fucking"のジャケにもすでにこの漫画の挿絵が登場しております。
まぁねぇ…やっぱりといいますか、女性擁護団体等からのパッシングは相当凄まじいものがあったようですし、場所によっては出演ダメ出し喰らいそうになったりと。ヨーロッパでのLiveの際には機動隊までお越しになられて(笑)強行的にLive敢行なさったそうで御座います。何かとヤってくれますねAlbini。
ただですね…。Albiniが日本のHな漫画(あ。ちなみに読んでないす。そこまで度胸ありません)をオモチロオカチク取り上げました…というのとは少し違うのではいかと個人的に思っています。というのも…以前Big Blackを取り上げたことがありまして、その中に"Jordan Minnesota"という大名曲があったのです。その時は「敢えて」歌詞の内容には踏み込まなかったのですが。うーん。実はこれ実際に行われていた「児童虐待」事件のことをそのままに歌っているのです。町ぐるみでの日常的に行われている近親相姦。互いの子供を犯し家に連れて帰る。この曲でAlbiniはさも御大層なことなど何一つ言わず、ひたすらにありのままを露悪的なまでに表現する。皮肉屋なAlbiniらしいとでもいいますか「逆説的」に事件の「狂いきった歪み」をブチ上げるという彼なりの知性(痴性)を遺憾なく披露しています。まぁ、悪趣味とも言えますね。
兎に角。つまりにAlbiniはちょいと変態入ってる本だから…というわけでなく、彼なりの(相当に屈折した)ポリシィにて(それが何なのかはわからないわかりたくない)ゆえの"Rapeman"だと。本当にメンドクサイ…じゃなくて固い信念をお持ちである人間なのですね。
Rapemanは他にも逸話は事欠かないのですが、例えばSonic Youthとの対バンの際こともあろうに"Kim Gordon's Panties"をカマしてThurston Moore(旦那ですね)に逆にブチカマされたなんてのもあります。この話、有名ですが「ちょい違う」という意見もありますね。何でもBig Blackのファイナル・ツアァの最中、誕生日を迎えたAlbiniにKim Gordonが誕生日プレゼントとして「泥まみれのパンティ」を投げ込んだ…という話。そこから膨らんだハナシかもしれませんね。まぁAlbiniの場合自業自得でしょう(酷い)。
結局、その素敵な名前ゆえに夭逝してしまったように語られていますが実はAlbiniインタビュゥの中で「バンド名のために解散したというのは冗談」と冗談じゃないことを口走っています(笑)。そしてかなりに"Rapeman"というバンドに未練を残していたということも。そりゃそうでしょうね。Steve AlbiniにDavid Simsだなんてそうはお目にかかれない実力者たちですもの。相当に自分たちのプレイには自信があったのか出来上がった音源に対してはかなりに手厳しかったようです。むーん。充分以上に恰好良いとは思うのですが…。いずれにせよAlbiniにとってRapemanの解散はかなりの痛手となったようでした。あらら。

Rapeman来日!のフライヤー(↑)ですが来日直前にて解散!
てかこれも全くもってUnwoundとまるっきり同じパタァン!
もう。こんなんばっかりですね。

こうしてRapeman活動停止以後Albiniは急速にProduce、Recording業にガッチリ喰い付くことになります。せっかくの機会ですのでこの時期のAlbiniの「お仕事振り」を誰にも頼まれてもいないのに(笑)振り返るのです!です!DEATH !!!

まぁぶっちゃけ"Steve Albini"たる名前が一般に認知されたのはNirvana"In Utero"のProduceのおかげなんですが、そのKurtが何故にAlbiniをご指名したのかはこのPixiesの"Surfer Rosa"を聴いて頂ければ一目瞭然ならぬ「一聴瞭然」でしょう。Kurt自身Pixiesをパクったって言ってるし。
ザラッザラに乾き切ったSound、Pixiesの持つ攻撃性を完璧に引き出したその手腕。"Produced"でなく"Recorded"とcreditされることを好むAlbiniの信条は「バンドそのものの生の音を録る」この一点に尽きます。逆に言うのならPixiesがどれほど凄まじいバンドであったかを証明しているとも言えます。この"Surfer Rosa"の出現は80's~90's Alternative Sceneにトンデモナイ衝撃をブチかますことになったのです。
この後PixiesはAlbiniと袂を分かちGil Nortonと共に、よりスケェル感溢れる方向へとシフトチェンジしていきます。が。やはり個人的ではあるんですけれども、このLive感的「生」で八つ裂きにされてしまう初期衝動を強く思わせる"Sufer Rosa"には勝てないかなと(もう1つ"Surfer Rosa"ばりにヤヴァさを感じるのは「世間的に最も評価の低い」と思われる3rd"Bossanova")。ナンデこんなに熱く語っているのかというと…Pixies…大好きなので(笑)。この機会に書いてしまへと。えへへ。

あやや。PixiesのGOD姉ちゃんKim Deal率いるThe Breedes"POD"ですね。
Aibiniは結構自分の名前をcreditしないことが多いので、知識がないとAlbini関連の音源なのかさっぱりわからないのですが、これは珍しくきちんとcreditされています。"Engineered by Steve Albini"。あは。
最初期のThe Breedersですがやはり目玉はTanya Donelly(Throwing Muses !!! )在籍でしょう。才女ながらに本人メインのバンドが出来ない(後に"Belly"結成!)との不遇の人ですが、Kim Dealがいるのではまたもサイドに徹するしかないでしょう。相手が悪すぎる(笑)。
与太話はさておきやはり流石はSteve Albiniですね。ゾクリとするような空気感を見事にパッケェジ化している。後に"Last Splash"なるalbumにて大Break致しますが(Tanyaは脱退。Kimの双子であるKelly Deal加入)私は断然"POD"派で御座います。
'91年にBlack Francisが「独断」で勝手にPixiesを解散させてしまった(酷いなぁ)為、彼と共にPixiesの中核を担っていたKim Dealの率いるバンドに時代の期待が寄せられたのは必然なのでしょう。しかしKelly Dealのオクスリ問題を発端に失速してしまった感があります。ともかく初期衝動と絶妙なる空気感を封じ込めた逸品"POD"。お勧めです。繰り返し聴きたい。

何となくジャケのロゴマァクがいい感じですがUrge Overkill "Americruiser / Jesus Urge Superstar"の2-in-1カップリングCDです。
"Jesus Urge Superstar"をAlbini、"Americruiser"はなんとButch Vigがproduceしています。物凄い豪華なメンツなのですが…うーん…もうちょっとかな(笑、何で紹介したんだか)。
中心人物であるNash KatoはAlbiniとルゥムメイトだったこともあり、その親交はかなり昔からであった(Big Black初期から)ようです。
Urge OverkillはAlbiniが唯一リスペクトするレェベル"Touch & Go"から結構な枚数の音源をリリィス。その後バリメジャァであるGeffenへと移籍するわけですが…その1枚目がカッコヨクて仕方ないんです(Albini関係ないぞ)。
名前からすると凄く激しそうなイメィジにとられがちですが、彼ら独自のダンディな魅力を持ったRockin'+その当時で言うところの「グランジィ」な恰好良さを併せ持った素敵なバンドです。とりあえずGeffenからの1枚目とTouch & GoからのLastになった本作など併せて試してみては如何でしょうか。

他にもThe Weddingpresent"Seamonsters"やSuper Chunkの2nd"No Pocky for Kitty"なんて超名盤もやはりAlbini絡みなのです(ちなみにSuper Chunkの3rd"On The Mouth"はex.Drive Like Jehu,Rocket From The CryptのJohn"Speed"ReisがProduce。こちらも超名盤ですね)。



さてRapeman"Two Nuns and a Pack Mule"。危うく忘れてしまうところでした(笑)。
現在流通されているものはoriginal album"Two Nuns ..."にEP"Budd"が加えられています。「ボーナストラックとか長いの killie !!! 」とわがままバキバキな私ですがこのalbumはサックリ聴けちゃいます。何回聴いても飽きないのは名盤の証。
様々な方のRapeman評に目を通していると何だか自分が「本当に」感じたことがぼやけてしまう…のが怖いですね(皆さんとても良い評を記されていますので)。出来る限り私が「自然に」感じたことを書ければなぁ…と(例えそれがトンチンカンで的外れでも)。
「兎に角、その超金属的ギタァに酔うべし」のような流れがあるのですが「Big Black,Shellacに比べて金属音的というより、ギタァの音が潰し…というか歪み気味じゃないかなぁ」とi-podを廻しながら思っていたのです。が。家でヘッドフォンでガッツリ勝負したところギタァは相変わらずキャリキャリのピキピキーでした。ギタァじゃなくてpodのインナァイヤァが潰れてたんだ(笑)。相変わらずこんなんですみません。
ただ音質はともかくギタァそのものは、例えばShellacが居合抜きよろしく一刀一閃な切れ味であるのに対し、Rapemanは音そのものをもっと拡散させているような気がします。むん。Shellacがシンプルさを極限にまで追求するのに対し、Rapemanはもっとヴァリエィションを開いていく感覚とでもいいましょうか。バンドそのものはやはりBig Blackの血を受け継いでいるのですが、Big Blackのある意味でのキャッチィさに対しRapemanはより陰鬱さの影を強く打ち出します(Shellac寄りと言ってもいいのかな、「匂い」としては)。
そして!やはり最も大きいのはドラムマシィンからWashamのドラムに変わったことでしょう。直線・直覚的なビィトの波から、若干のスピィドダウンは全体としてあるもののそれ以上に凶悪な緩急・フック・変則感に富んだドラム。揺らされますねぇ。
先程「陰鬱さ」と書きましたが絶望的な重さ・暗さなどの感覚ではないですね。Albiniの骨の髄まで行き渡った「シニカルさ」・「社会への攻撃性」を現したような「しなやかさ」と「狂気」を秘めています。もうお先真っ暗という絶望音源ではないので安心して聴いて下さい(笑)。陰鬱さをまき散らしながらも様々な試みの曲に突っ込んじゃってます。んまぁ。そのビタァな曲の恰好良いこと恰好良いこと!
…は、さて置いて、また懲りずにOUTなことを申し上げますとDavid Sims !!! のベェスが今一つ刺さらないんですよね。いや、普通のalbumなら及第点なんですけどThe Jesus Lizardを愛聴している私としては…。
ところが!とある映像を観てビックリしましたね。カメラの位置がベースアンプに近かったのか分かりませんが、David Sims…ベェスバキバキじゃないですか!もう屋台骨と言うよりも1人で全体を創っちゃってる。Albiniのギタァも完璧喰われてました。うん!やはりLive Bandなんですね!この感覚を音源に封じ込められなかった故「音源には全く満足していない」となっちゃったのかな?
さて。えーと。お勧めの曲というと…。本当にハズレが無いんですが無理矢理。M1.,M2.,M5.,M6.,M9.,M11.(ここからEP),M12.,M13.…ほとんど全部です(笑)。まぁ中でも珠玉の曲と言えばM9."Just Got Paid"。陰鬱さの欠片も無いシンガロングしてしまいそうな「らしくない」曲なのに、後半突然Sonic Youthの"Trilogy"(Daydream Nation)ばりのノイズの嵐がブチまけられます。こういう2面性のある曲は凄く好きだなぁ。大好きだなぁ(笑)。
そして!もう1つ。M11."Budd"。EP"Budd"の表題曲にして…私にとってのRapemanのマスタァピィスに他ならないのです。Live音源にして史上最強。それこそSlintではありませんが(通じるものは絶対あるはず)「静寂の狂気」そのものです。静寂のヒリついた緊張感と暴発・そして再びのクゥル過ぎる静寂を痛いほど味わって下さい。

Rapemanのsingleのジャケです【↑】。Albini…センスいいのか悪いのか(笑)。


last.fmで曲の人気順を見ていたらM9."Just Got Paid"が7位(全15曲)。ふむふむ。
M11."Budd"はどこかなぁと。
はふ?12位!?え〜。え〜。え〜。絶対Rapemanの中でブッチギリで恰好良い曲なのに。


つまり。このBLOGは全く信用できないということです(苦笑)。
| comments(1) | trackbacks(0) | 06:31 | category: rapeman |
# shotmaker / mouse ear [ forget - me - not ]

 【★★★★★】

shotmakin' !!! shotmakin' !!! shotmakin' !!! でへへ。

嬉しい。ようやく書く決心がつきました!…いや。まぁ。別にそんな御大層なもんじゃないか。
相変わらずいろんな「おと」にコロコロリンと人生を変えられちゃってるワタクシですがshotmaker !!! 是非とも私の御臨終の際には我が棺桶にコロコロリンと入れて頂いて、蒼天のもとに真っ白な灰になりたいものです。はふ。土砂降りか?

出会いは〜下北沢〜ぁ♪ アハハン♪ とまぁ脳天気にお名前だけは聞きかじっていたのですがどんなブツか知りゃあしねぇ(笑)。今考えると幸運この上無しにもお見合い成立致しまして「今日はよか日よのう」とfour hundred yearsと一緒にお買い上げ一丁!なり。
何だかよく分からんのですが「four hundred yearsの方が名前が恰好良い!」(酷い)という理由から「400年」の方に圧倒的に期待を寄せていたのですが、いざ!真っ向勝負!となって「あり?」と(笑)。「何だかこのナントカメェカァスンゴクないかい?」とボヨヨォンとヤられてしまいました(four hundred yearsの凄さに気付くのはもう少しオトナになってからでありました…)。 

むん。聴き狂いましたねぇ。意味も無く電気を消して間接照明のみ。CHANDANをもくもくと焚いて(そこまでセッティングする必要があるのか)ガッツリとshotmakerに喰らい付いている図は冷静に「怖い」もしくは「友達がいない」以外に考えられませんね(笑)。まぁ…でも何と申しましょうか所謂「BGM的に聴く」っていう音楽じゃないなぁ…という気が致しまして(やりすぎの感も確実に否めませんが)。

えと。名前を聞きかじっていたというのは実は某ファンジン(わかる人にはわかっちゃう…)にて紹介されておりまして、「SHELLACのような歯切れの良いリズムにブルータルな金属的でありもっこりしたギターが刻まれ、指弾きなのに相当アグレッシヴなベースが絡み、初期には超絶叫の歌が、後期になるにつれ寂しい歌が増えて行き、常に渋い曲を作っているバンド…」(引用させて頂きました…申し訳御座いません)なんてこんなん書かれちゃったら居ても立ってもいられない人も少なくないでしょうね。

で。この"mouse ear"ですね。shotmakerの後期…というかLast album。にしてまさしくこのバンドの集大成…むーん。いや。「激情」Hard-Core、intense Hard-Coreの集大成と言ってもいいんじゃないかなぁ…と個人的に思っておりますのです。ふむ。…集大成にはちと早すぎるかな(笑)。

ちょっとまた脱線(?)します。このshotmaker、実はtroubleman unlimitedからdiscographyが2枚組みで出ています。てかこっちの方が有名なのかな?ともかく。ご親切にもきちんと年代順に音源を網羅しておりますので、バンドの進化の過程も分かり易くグレィトなdiscographyで御座います。

年代が新しい順から音源が入っていますのでCD ONEのM.1~M.10までが本作の"mouse ear"になりますね。他にもMaximillian Colby(pre.Sleepytime Trio)とのsplit、LP、7"、Unreleased Track etc...。うわ。こっちの方がお徳だ(泣)。いいんです!ダレない程度の長さが「Best」なんです!(負け惜しみっぽい…) ま。これはこれで違う機会にいずれまた。

引用文にもあったとおり初期shotmakerはキ○ガイ寸前のテンションの高さと闇雲な轟音で突っ走ります。こういうの好きな人にはもう堪らないと思いますよ。で。よくよく聴き込んでいくと少しづつではありますが洗練されて行き…何故かLast album "mouse ear"で突然変異・全面開花をブチ上げてしまいます。ふひ。
「寂しい曲が増えて行き、常に渋い曲を作っている…」的要素がズガポォンと大噴火(でも解散…)してしまったわけです。さりげなく洗練された展開的要素を垣間見せつつも攻撃性一点突破で突き抜けてきたshotmakerがそれまでの要素を失わないながらにも、聴き手をキッチリ突き放しつつ胸をギウギウ締め付けて放さないSolidな情緒性全開(なんじゃそりゃ)というか…うーん、「泣きダラ」よりももっと孤独というか切ないというか寂しいというかでもやたらに暴れん坊というか…そんな感じ…なんでしょうか?(ほんとすみません…こんなんで(笑))。

むん。各曲に踏み込んでいく前に。曲の完成度だの展開だのはさておき何故にここまで胸をギウギウされてしまうのは何でかなぁという…。
上記のことが全てって言えば全てなんですが確かに「渋い」ですよね。攻撃性とSolidな寂寥感が異様なまでに違和なく絡み合っているっていうのは本当に稀有だと思う。しかも各曲のクオリティがべらぼうに高い。今までに大好きなalbumの中でも「必殺の曲の配置」みたいな法則(?)が自分の中であったりするんですが、こと"mouse ear"に関しては「それ」がない(思い入れの強い曲はありますが)。全曲フラットに「ヤヴァい」。
結局どの曲も「感じちまう」ことはやたらに激しい。突き放してるくせに何だか哀しくシンクロしちゃって「人間、独り生まれて独り死ぬ」というeastern youthみたいなこと感じてしまったりして(やや考え過ぎ)…嗚呼、駄目だ、駄目。リクツではないです。なんか胸がギウギウしてまうんです。ギウギウ。ギウギウ。聴いて下さい。



M1.sky

うぬう。兎に角スリィピィスのバンドなのですが3者の個性がハンパないです。ドラムはかのThere is...の魚頭さんが命名した(笑)との「マシーンサウンド」よろしくジャッキリコンなドラムパキパキ。ベェスもガッツリ硬質ながらにトキにウタうようにウネる。図太いんです。んで。何といってもやはりギタァなんです。不思議なギタァだなぁ…。和音をジャリンと鳴らすというより1音+2音+3音と音を掛け合わせて和音完成…と思いきやウネるリフが突如ブチ込まれたりとか、他に類を見ない変則的ギタァスタイル(凄く恰好良いのです)。で。このスタイルだとジャキンとしたサウンドかと思いきやグワァーッというか「モアーン」と何故かなっちゃってますが(笑)随所に金属的エッヂも感じられるという摩訶不思議ギタァ。かなりにtoricoで御座います。いや。恰好良いです。ほんと。
オゥプニングナンバァ"sky"。ギタァのウネりながらも摩訶不思議な音を発する(笑)リズミックなリフから3者一斉攻撃。ジャッキリコンなリズミックはまさしくマシーン。どちらかといえばやや引き気味なヴォゥカル(轟音ゆえか)は絶叫ありつつも吐き出すようなスタイル。ジャキコンなリズムスタイルに体が揺さぶられる。そして伝家の宝刀とでも言うべきか「ガッ・ギャン・ギャン・ギャン・ガッ」と生理的直撃なStop&Goスタイル。ストイックな演奏にして突き放し冷めたメロディック。初っ端からモッテかれますねぇ。ゾックリ。


M2.shortwave radio

この曲に限らずどの曲にも言えるのですがそれはもう展開の廻し方が素っ晴らしいんですね。M2.に関してはそれはもうひたすらに雄叫びをあげるような凄まじい「うねり」に尽きます。静寂のドラムカウントから一転、怒涛のギタァとベェスの唸るような硬質なうねりに即殺傷されます。そして「ザクッ・ザクッ」とのリヅムフックからの展開、ギタァonlyでの「ドォーン・ドォーン」と2音での流しでのキメ。もうセンス一発ですね。こういうところに痺れちゃいます。個人的に大好きなFrodusを思わせる…。更に展開。「静」的展開にてドラム&ベェスでのダァクネスなるemotiveのうねり。渋い。してお約束ではありますが轟音の壁にての暴発。Butノンシュガァレス。emotiveでありながらハァドボイルド。吐き捨てるヴォゥカル。この2パートの反復は堪りません。そして轟音の果てのSTOP !!! しかしギタァのみうねりまくって突っ込む瞬間のヤヴァさは筆舌に尽くし難いどころじゃないです。そのまま激烈にうねりながらもシメはギタァ2音の流しでCool Downして幕を降ろす。むーん。何故かemotiveが異様に攻撃性に直結している感がありますね。


M4.untitled track

これは…。アコォスティクギタァ2本(?)でのシンプルなインストですね。超絶展開的なものは一切狙っていない、このalbumにて初めて凶悪に突出したemotive感にピンスポットを当てたというある意味で代表的な1曲と言えるのかも(もしくは気まぐれかも)。うーん。人によっては(書きたくないけど…)「emoなのでは?」と捉えられる危険性も感じなくはないのですが…。少なからずそう言われる様な要素が(全般的に)あることは否定はしないのですが、もっと重たいというかどうしても内面的なダァクネスを払拭出来ない感の方を極個人的に強く感じてしまいます。そのように感じること自体が幸か不幸かと問われると非常にイタイのですが(基本的にダメ人間なので…)。


M5.bailer

極悪…ナンバァ(笑)。兎に角!絶妙なコォド感もお先真っ暗にしてしまうような(笑)凄まじく重たくも、キメの刻みの暴発の如くザクザクに切り刻むリフの応酬。そのザクリとしたリフの瞬発力とリズミックに吐き捨てるヴォゥカルのSolid感。圧巻の一言。そしてそこから一癖ありつつも流れるような展開…キました!Indian summerばりのキメを刻むSTOP感覚!一瞬ですが緊張感ガッツリ漲ってます。更には重たいドラムを引きずるように彼らは憂鬱に歩を進めていく。イタイ。イタ過ぎる。そして轟音ながらにやはり他と一線を画すのは終始音の壁にもたれることなく「ここしかない!」というピンポイントでブチ込まれるStop&Break感覚。Lastのギタァのリフ&Stop感にはお見事というほか無いでしょう。それでもその重さの中にもemotionは健在。残念ながら(?)健全さは跡形も無く見事にイヤァな感じゴリゴリ全開ですが…。


M9.controller,controller

むん。shotmakerのエッセンスがギッチギチに詰まっている曲なんじゃないでしょうか。"mouse ear"の収録曲は本当にどれも甲乙付けがたいのですけど、「敢えて」と言われるならやはりこの曲を選んでしまうと思います。初っ端は不穏極まるベェスリフのルゥプにゴリッとキます。が。何とその不穏頂点のリフのままにバンドは超暴発致します。というか…本当に恰好良いリフの暴発…。不穏の激暴発は日本でいうならBonescratch辺りがグッサリとキますが、さほどにブッ壊れてはいないものの(笑)近い匂いを感じます。そして各々カタチは違えどこの不穏激暴発には「shotmakerのemotion」をゴリゴリに感じてしまいますね。ひたすらに痺れます。そしてenvyをも思わせるリヅムフックを絡ませつつも思いっ切りクリィンへのオトシ。ここ。ここです。ここがもう堪らないんです。不穏と正反対のベクトルのemotionを叩き付ける。その落差ゆえなのか本質ゆえなのか全くもって必要以上に私は胸倉ギウギウとつかまれてしまう。両極端の感情が同居する世界。リアル。さておき、再び不穏のバァストへと再び突き抜けて世界にダイヴ。音に身を任せつつも更に切っ先は鋭く。変則和音でのリヅムフックが切り裂いて切り裂いてまた新たな感情が。生まれる。はふ…聴くの疲れますね(笑)


M10.driver

これはもうTim(gu.vo.)にしか弾けないギタァをご堪能あれというところですね。後はもうshotmakerとしての必要以上な激しさと渋さとストイックさにピリピリとヤられてほしいモノです。M9.と双璧をなす大名曲として太鼓判バチコォンという感じでしょう(笑)。

今でも愛聴しているshotmakerで御座いますがその活動期間は'93~'96と決して長いものではなかったようです。切ないなぁ。

その後のメンバァの動向ですが30 second motion picture→three penny opera→the grayと変遷していったようです。特筆すべきはやはり30 second motion pictureですね!メンツがshotmakerからTim(gu.)、Matt(dr.vo.)、更にokaraからもメンバァ2人とビックリ豪華なLine-Upなのです。はふ。個人的にはTimさえいてくれたらそれでいいので(笑)。
が。サックリ解散してしまったようで次はshotmaker時代はドラムだったMattがフロントにてのthree penny operaへ。shotmakerよりもストレィトなサウンドですがなかなかに恰好良し!と思っていたらthree penny operaも何時の間にか解散していたようでして、再びMattが同じくフロントにてthe grayへと繋がっていったようです。



three penny operaもthe grayも"ex.shotmaker"に狂喜して購入したのですがMattだけなんだよなぁ…(しかもフロントになっちゃってるし)。TimとNickは今は何かされてらしゃるんでしょうか?出来ることならもう一度あの凶悪なギタァとベェスを聴きたいものです。
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:33 | category: shotmaker |
# zirconium / ここでしかいれない

 【★★★★】

んふ。zirconiumですね。

私は朝、「自分を励まそう!」なんて音楽をグァッチリとブチかます…などという前向きなことがまったくもって出来ない鬱々な人間なのですが(帰ってきてからYo la tengoを聴いて号泣してる…困ったもんだ)何故かこのzirconiumのalbum表題曲"ここでしかいれない"は地獄のような朝(笑)でも聴きたくなってしまうのです。窓から差し込む朝日にシンクロしちゃうんだなぁ…これが。
そう。ただ。ただひたすらに「良い曲」なのです。うん。うん。

関西を拠点とする大ベテランですよね。もしかしたら知らない方もいらっしゃるかもしれませんがZK(レーベルですね…好きな方も多いでしょう)のLast(かな?)リリィスがこのzirconiumだったかと思います。
さて。何ゆえこのバンドに魅かれたのかと申しますと…。
Cowpersのせいなんですね(苦笑)。ちょうど同世代くらいに当たるのかな?
某誌のバックナンバァを漁っていたところ現動氏の発言の中で「zirconium、Dig a hole(共に関西の雄)らとのLiveに衝撃を受けた」のような(すみません…ちょっと正確ではないかも)部分がありまして…。
そうなったら勿論追いかけるしかないでしょう(笑)。

最初に手に入れたのはカセットのデモテープでした。申し訳ない…一所懸命探したんですけど何故か見付からない。イタイ。おっかしぃなぁ。すみません。
記憶を頼りに。えーと…確か全て英語詩だったかと思います(本作は全て日本語詩)。しかもポーグスのカヴァ(シブい!)あり。
うーん。まぁ正直に言って「あれ?」と肩透かしをくらった感があった記憶がありますねー。
こんなもんかなぁ…と。
(すみません。もしかしたらそれzirconiumじゃなかったのかも。あう…違ったら許して)
んが。んが。諦めの悪いところが長所(と思いたい)で御座いますのでzirconiumがZKよりリリィスとの朗報に「イヤハァイ!」と喜びの雄叫びをあげましたです。はひ。その喜び度といったら全国でもTOP3に入る自信ありますよぉ(笑)。

で。ちょっと(?)だけ脱線&前振り(笑)。
テープ以降もzirconiumの音源を探していたのですが何とこんなコンピが!

知ってらっしゃる方も多いかもしれませんが岩崎一敬さん主催するbiscuit(レーベル?)にLess Than TVとZKがサポートしてブチ上げられたコンピです。ヤヴァい代物で御座います。 
ぶっちゃけこれ単独で書きたいくらいですがちょうど今回とLinkしておりますので。
ブチ込まれたバンドをつまみ食いさせて頂きますね(笑)。


☆Paume:むーん。もしかしたら音源自体にヌルさを感じちゃう人もいるかもしれませんが、そのLive actは圧巻で御座います。私も実はちょいとナメてLiveに臨んだのですがそのギタァの切っ先の鋭さはAlbiniさえほうふつさせます。ゾクリとキましたね。その感覚が音源に反映されていないのがすこぶる残念…かなぁ。

☆Plug:これは…敢えて書きません!絶対に単独で渾身の力を込めて書きたいバンドなので。兎に角…世間的評価が余りに低すぎる!日本の至宝と声を大にしてお勧めしたいバンドです。

☆We are the world:Less Than TVの谷さん、fOULの平松さんを擁するスットコドッコイバンド(笑)。んが。この曲はいいです!コンピの中でもかなりにお気に入りで御座います。

☆Turbine:このバンドは全く知らなかったのですが一聴して一発でヤられました。音質がチープなのはともかくとしても曲がヨイ!いわゆるemotionalかつクゥルな感性ですが兎に角Liveが観てみたかったです。こういうのヨワイんです(笑)。

☆Berotecs:不穏なギタァの鳴り。コートニー・ラヴを思わせるビッチ声。いいですね。後にこの女性gu,voはコーパスに加入。Live観させて頂きました。てかゼロ一体…。

☆Lovepunch:えーと。確かbiscuitってLovepunchとPowder(岩崎さんの在籍していたバンド)の共同経営だったはずですが…。それはともかくLovepunch。期待していたバンドだったんですが。うーん。

☆Soak:うん。うん。嫌いじゃないです。何回かLiveを観たことがあるのですがベェスの音圧がハンパなかったですね。この音源はよかですたい(笑)。

☆zirconium:"Pool"という曲ですね。singleにカップリングされているナンバァです。重たい音圧で終始攻めるという、後から分かるのですがzirconiumには異質な曲です。むん。こういう音はかなり好みなのですが、曲そのものの魅力に未だ甘さを感じてしまいました。果たしてこの曲を聴いて虜になれるのかと言われると…。

☆Holewater:このコンピで最もLiveを観たかったと思わせるバンドですね!正統派のemotionalをヴィシヴァシに感じさせる激圧倒的なクォリティの高さ。海外招聘バンドのサポート対バンに抜擢されていたと聞いたことがありますが納得の一言に尽きます。むん。音源欲しいなぁ。無いべなぁ(笑)。

☆Naht:これは…。もう反則でしょ(笑)。至極個人的な感覚なのですがNahtの最強時代、最高傑作"Narrow ways"からの曲とは。Lastに相応しい名曲ではありますがせっかくなら"Nature"の再録なんてしてくれたら涙が止まりません(笑)。


あやや。zirconiumがスッ飛んじゃいましたね。酷いなぁ(笑)。

不思議に思います?いかにCowpersのお墨付きと言えどそこまでにzirconiumの音源に過剰なまでの期待を寄せたことに。デモテープに、"Pool"に厳しめ目線を持っているにもかかわらず。
はい。実は「一度だけ」zirconiumのLiveを体感したのです。はひ。
ぶっちゃけてしまうと「地味だなぁ」と思いました。最初は。
彼らは例えるならCowpersやenvy、Nahtや1000toj(は朋友でもあります)のような「派手な」「Rockの恰好良さ」は持ち合わせていない、と思う(極私観ですので…間違いかもしれません。御勘弁を)。
なのに。なのにです。ハセガワさん(vo,gu)の「うたう」姿から目を離すことが出来ない。Liveが進むほどアタマの芯がジンジンしてくる。Heat up。すげぇ。すげぇ。凄いヴォゥカルだ。誠実だ。真っ直ぐだ。所謂「Rockの」「派手な」「恰好良さ」的なベクトルとは全く違うのに胸倉つかまれて離さない。正直まわりにHeat upの感は見えなかったけどLastの曲では完璧に打ちのめされた。スティジを去って行く姿が残念でならなかった。のです。惚れたのです。
非常に残念なことにLiveはその1回しか体感出来ていません。が。んが。その時点で確信致しました。「こりゃ音源間違いねっすの」と。

で。「ここでしかいれない」。私の周りでは全く盛り上がりませんでした(ありゃ)。勿論各々好みがあるとは思いますので致し方ないとは思うのですが…ムキーッ!(笑)。あの時は失望しちゃったなぁ。
私は…「お見事!」と手を叩かずにはいられませんでした。
うーん。確かにパッと聴いて「どひゃあ!」と惹きつけられるような「あからさま」なRockの恰好良さを体現している音源ではないとは思います。むん。
彼らはインタビュゥの中で『まあ、僕らはナートとかカゥパァズみたいにロックの化けモン系みたいな、「ドーン!」ってくるような演奏ってできひんから「一生懸命いい歌作って」みたいな、違う直撃の仕方で行きたいなと。(中略)僕ら、強みいうたらアレやけど、歌詞とか歌だけやなくて、普通に演奏しても(曲の展開が)サラッと行かないじゃないですか。まっとうなことやってても、それは自然と出るというのがあるから。』と語っています。
むーん。そっか。やっぱり自覚してるんだ…。もう言うべきことが無いです。まさに彼らが語ったことが全てだなぁと思うのです。
兎に角ひたすらに「いい歌」に殉ずる姿勢。そしてCowpersやNahtらと世代を同じくしていると感じさせる(あからさまではないのですが)微妙な変則感。バックボォンが広いんでしょうね。

"ここでしかいれない"。激轟音でなくギタァの「ジャリン」とした鳴りと胸を衝くアルペジオ。むん。良かですねぇ。個人的ツボ入りまくりです(激轟音もツボだったりしますが…)。そして。やっぱり。御本人様が言われるように曲が、歌が、ヨイ、ヨイ、ヨーイ!のです。あは。捨て曲当然皆無也!全6曲。若干少なめに感じるかもしれませんが「魂」入ってます(個人的にこの位の長さのalbumは好き)。
彼らが影響を受けたと公言するモノとしてNY PunkとMy bloody valentineをmixしたようなアートロックの路線(PowderやBPみたいな感覚?)とDIP(おおぅ!大好きで御座います)そしてblood thirsty butchers(…これは聴いた時から確信しておりました)この3者を足して3で割って「腐らせた」感じ(笑)だそうです。
その他にもニューエスト・モデル(もう無茶苦茶に恰好良いバンドでしたよね!)やストリート・ビーツのようなオルタナ・テイストを含みつつ「言葉」直撃系のバンドにも痺れたようでして、攻撃的ベクトルとは違うものの「言葉の殺傷力」というものをzirconiumにはヴィシヴァシと感じてしまいますのです。
曲は…自己の抱える内面性を照らし出す情緒感が溢れ出す様な胸にグッとキてまうRockin'です。好きだなぁ。直撃ですね。
そうですね…。中でも魂ブチ抜かれてまう曲といったら。表題曲M1."ここにしかいれない"はもうマスタァピィスでありますけど、M4."本当をこえろ"は胸をギウギウ締め付けられちゃいますね。ほんと大好きで御座います。そして。ラスト・ナンバァM6."自覚の向こうへ"。うーん。実は正直この曲最初に聴いた時OUTと思っていました。スピード感(爽快感)溢れるままに疾走していく「外へと向かう」ナンバァ。基本ダァクネスにて自己の内面に向かってしまうナチュラル・ボォン・ダメ人間(笑)の私には「向いてねー」という曲だったはずなのですが…。5回目くらいかなぁ。ダァクネスとかダメ人間とかはともかくとして(苦笑)「あれ?この曲凄く良い曲なのではなかろうか!?」とダメ人間は気付いてしまったのです。そっからはジェット・コーォスタァ。虜になるのにさほどの時間はかかりませんでしたねぇ(笑)。うーん。このM6"自覚の向こうへ"がLastを飾ったが故このalbumは傑作と成り得たのだなぁ…とトンチンカンに独りニヤニヤとしております。えへへ。

実は私がBoy's LifeやMineralなんかを聴くようになったきっかけはzirconiumなんです。
何かの本で(本好きだなぁ(苦笑))ちいさ〜く(笑)zirconiumが紹介されていて、そこにBoy's LifeやMineralなどを好んで聴いている(?)みたいな記事が載っていた(…多分。記憶に間違いが無ければ)為、速攻買いに行ったのは懐かしい思い出です。


むーん。zirconiumのLive、もう一度、何が何でも観たいなぁ。
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# bloodthirsty butchers / LUKEWARM WIND

 【★★★☆】

「またbutchersじゃん!」と4HOU8POUから非難の声がきそうだなぁ…。

んが!今回は声を大にして言わせて下さい!
金輪際bloodthirsty butchersについて書くことは2度と無いと思います。 
何故なら…私にとって"bloodthirsty butchers"とはI'm standing nowhere~LUKEWARM WIND~kocorono...にて完結しているからなのです。(もうちょっと正確に言うとテヅカオサムトリビュゥトの"名もなき星"と△の"襟が揺れてる"まで)
誤解を受けても仕方が無いのですが…私が「魂をブチ抜かれた」butchersとはまさに「ここまで」なんです。但し、決してそれ以降のbutchersを否定しているわけではありません。まぁ…全てがというわけではないのですけど"banging the drum"は大好きなalbumですしやっぱり新作は気になっちゃいます。

ただ…私にとってはもう違う"butchers"なんだなと個人的に感じてしまうのです(このあたりは以前書いたninedayswonderに近い感覚ですね…本当に失礼な言い分で申し訳ありません…個人的な思い入れなので)。

さておき、LUKEWARM WIND。kocoronoを聴いてすっかりbutchersのtoricoになった私は「他のalbumはどこなん?」と探していたところ何故かジャケが何種類もあるalbumを発見。「何故に?」と思ったのですが、これ再発盤だったんですね。他にもフクロウversionとかオリジナルとかありましたが意味も無く(笑)上のジャケを選びました。
再発盤は'99年、オリジナルは'94年にToy's Factoryからのリリィス。One Shotの契約だったのか、それとも単に売れなかったのか知りませんが(笑)Toy'sから1枚onlyのリリィスです。Toy'sって結構キツいからなぁ…。
さてコタツに潜って(冬だった)すごいヌルいスタンスで(笑)ヘッドフォンをガブリと装着したのですが…「んがっ!?ええっ!?ナニコレ!?」と凄まじい衝撃を受け…さらにコタツの奥へと潜り込みました(笑、寒いんだもん)。
だって毎日kocorono聴いてた人がLUKEWARM WIND聴いたらそりゃびっくりしますよ!もはや完全にコタツと一体化した私は興奮のあまり「マヂかぁ!そうかぁ!そうだったのかぁ!ちくしょうめぇ!」とコタツ人間バタンバタンです。迷惑だ。
いや、ほんとに嬉しい裏切りでしたね。kocoronoの跡形も無い完全なるPost Hard-Coreじゃないですか!何というか逆に納得しましたねぇ。無茶苦茶恰好良い。すげぇ。

以前ある友達がボソッと「butchersはLUKEWARMで解散してりゃよかったのに…」と聴こえないように呟いたのを私は聴き逃さなかったのですが、実は「嗚呼。嗚呼。その気持ちわからなくもないなぁ…」と共鳴する部分もあったのです。
おそらく世間的にはbutchers=kocoronoという図式になっていると思いますし、私も間違いなくkocoronoはバケモノだと思います。が。同時にLUKEWARMも間違いなくバケモノだと思う。若干LUKEWARMの影が薄い(?)のが個人的に寂しいのですが、もし体感したことのない方がいるのなら是非とも手にとってコタツ人間になって頂きたい(笑)。
兎に角'94年にしてこの音は早過ぎたのではないか。不協和音…というか変則をひたすらにブチ込みながらにしてキメには脳裏から離れることの無いキャッチィさも併せ持つ。特筆すべきはsoundと濃密に溶け合う日本語詩。正直今(2010年)まで様々な音を聴いてきたけれど、このしなやかなるHard-Coreと日本語詩の濃密なる絡み合いに勝るものは無い様な気がする。果たして如何なるものに影響を受けた結果が「これ」なのだろう。
ちなみに本作は海外録音。produceはEric Holland。余談になるがEric Hollandは"STEEL POLE BATH TUB"とも縁が深い(butchersとも共演経験あり)。

STEEL POLE BATH TUBは'90以前からの大ベテラン。実はbutchersを知る前から大好きだったバンドで'90当時は所謂"JUNK"にカテゴライズされるような音だった。Big Black,Rapeman辺りの音が好きな人にはお勧めかもしれない。
Eric Hollandのproduceのせいかグッシャリと潰れたギタァサウンドではなくナチュラルながらひたすらにsolid感が漲っている。相変わらず射守矢さんのベェスは爆音だがそこはbutchers故の恰好良さと言っていいいと思う。
注目したいのは吉村さんの歌詞。常に天然なる歌詞を披露してきた(失礼)吉村氏だがシリアス…というか所謂「恰好良い」歌詞を本作では披露。正直こういう歌詞が書ける人だったとは驚いた。賛否が分かれるところだろうがこのsoundにしてこの歌詞はアリだと思う。
世間的にどの程度本作が評価されているかはわからないが胸を衝く日本語詩とPost Hard-Core的soundの奇跡的融合は紛れも無く日本を代表する名作。事実後続に影響を与えているのは確かで、曲題をバンド名とした"LOST IN TIME"というバンドすらいる。



M1.なんだかかなしい

すげぇ。いや、本当に凄い。タイトルからして予感を感じさせられるが予感どころの話じゃない。凶暴なる激疾走の果ての極北は「 つかむ嘘 先のことなど 全て見えている なんだかかなしい 」だなんて…。正直このセンテンスと殺傷力を超えたものなど聴いたことが無い。が。感じない人は全く感じないのかも。そっちの方が幸せなのかもしれない(厭味でなく本心で)。
1曲目にして本作の全てだと思う。


M2.Don't break me

M1.と双璧を為す大名曲。もう説明なんて蛇足なのかもしれない。が。1つだけ。吉村氏のギタァに対する賞賛は誰もが知るところだが「静」におけるギタァの世界観にはもうひれ伏す以外に無い。Hardな側面に目を奪われがちだがセンスとはこういうところで発揮されるのだと思い知らされる。
このM2.,M1.にて完全降伏せざるを得ないのは仕方のないことだと思う。


はい。すいません。口調を戻します(笑)。
実は正直に言いますとM1.,M2.には凄まじい衝撃を受けたんですけど。他の曲は「恰好良い」ことに間違いは無いのですが何故か「残らない」という感覚も。あらためて50回(以上)聴いてみたのですが(本当)うーん。いや。いや。やっぱり恰好良い。否定もできないんです。というか"なんだかかなしい"と"Don't break me"が突き抜け過ぎているのでは…ということでしょうか。

kocoronoはともかく、I'm standing nowhereが【★★★★】、LUKEWARM WINDが【★★★☆】…。世間的価値観とズレてるかな。私にとってはnowhereの方が突き抜けてるんです。全曲ハズレ無し。「残る」んです。多分絶対話題にものぼらない"firebird"とか凄く好きなんです。やっぱり私は捻くれてるのかな。むん。むん(泣)。

nowhereの時に紹介し忘れたので。これはBacteria sourからのbutchersのalbumなんです。内容はI'm standing nowhereなのですが曲順が変わっています。いきなりroomブチカマしますからねぇ。Heavyっす。で。何といっても目玉はカラスの7"にカップリングされていたWaterとMother fuckerが収録されているんです。水(Water)は半端無い激名曲ですので銀盤化されたのは嬉しい限り。

むーん。何だかスリィピィス時代を神格化しちゃってるみたいですけど。


実は実際のLiveでは95%(当Blog比)裏切られてるんですよねぇ。
正直、逆消費税ですよ。全く(笑)。
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# SHELLAC / TERRAFORM


 【★★★★☆】

はふ。いや、お見事と言わざるを得ないでしょう。これは。

実は私の場合Albini関連はその歴史の如くBig Black→Rapeman→SHELLACという流れで聴いていたので「むん!次はこうキましたか!」 とドキドキしながら聴いていたんです。
で、SHELLAC。ヤられましたねぇ。at ACTION PARK(1st)…嗚呼、この極北まで来てしまったのかと。正直もう「聴いてる」という感覚ではないです。「潜っている」というべきか。その世界、その一音に完全に堕ちていく感覚。未来Shut Out !!! 今ここに在る一閃の刃と自分だけ。それ以外は何も無い。
何が自分にとって頂点なる音楽なのかはどうしても決められないのですけどat ACTION PARKは間違いなく限りなく頂点に近い。
おっと。at ACTION PARKのハナシじゃないんだった今回は(笑)。2nd album "TERRAFORM"なんですね。このまま終わりそうだった。
むーん。正直心配だったんですよね。というのもat ACTION PARKは(私にとっては)最早究極まで突き詰めてしまった音源だったんです。3ピィスにして各々が決して存在しなくてはならないという理想形であり、且つそのせめぎあう凄まじい緊張感。Albiniの超金属的"Rocket Guitar"は(後のalbumを聴いても)頂点に達しているしBob Weston,Todd TrainerのPlayも半端ない。そして何より!楽曲の素晴らしさ!Playだ音だ云々なんて正直二の次なんです。「恰好良いとはこういうことさ」を完璧に体現している楽曲の嵐。凍てつくとはこういうこと。
故に次の一手など存在するのだろうか?正直「期待をしてはいけない」と自分にいいきかせていた部分があったのは確かに否めません。
んが。M1.Didn't we deserve a look at you the way you really are を一聴した瞬間、「はぅ!?マヂか!ヤられた!」と完っ璧に横っ面を張っ倒されましたね。
Bob Weston。ex.VOLCANO SUNSにしてSteve Albiniとさえ肩を並べる敏腕Producer。TERRAFORMにおいてBob Westonはある意味主役かもしれない(楽曲故ということもありますが)。兎に角、このalbumのBob Westonにはひたすらに痺れる。
この音源自体が「引き」の方向性を持つ故にBobが前面に出ているということもあるのですが、代表的M1.以外でもBobのベェスの切っ先の凄まじさは言葉に出来ない。素晴らしいです。
上記に「引き」と書いたのですが、まぁ言ってしまえばいわゆる2nd albumとしてのありがちなパタァンなんですが…違うんだよなぁ。見事としか言いようが無い。ヌルさなど皆無。
1st "at ACTION PARK"とは全くの別物にブチあげたにも拘らずそのSolid感覚はとんでもないことになってしまった。完璧に脱帽です。未聴の方は是非とも。ちなみにSHELLACは1stから順に聴いていくのが一番良いと個人的に思います(今更…皆さん聴いてますよね)。



M1.Didn't we deserve a look at you the way you really are

このTERRAFORMの世界観を完璧に表現してしまった曲。10分もの大作なのにその長さを全く感じさせない凄まじい緊張感。そしてその所以は間違いなくBob WestonのSolidなベェスリフのルゥプ。10分間最初から最後までそのルゥプを突き刺す。痺れて仕方が無い。Albiniのヴォゥカルもザラつきながらも囁くように。堪らない。ギタァは激メタリックを排除し隙間にクゥルネスに爪弾くように。これがもう…。激音の部分もあるがこちらのギタァにひたすら惚れる。瞬間の激音はありながらもゾクッとクる感覚はやはり静寂の凄まじい緊張感に間違いないと思う。SHELLACを代表する大名曲。ただ…あのベェスリフの回数は皆さんちゃんと覚えているんでしょうか(笑、凄まじく長いんだもん)


M2.This is a picture

各々個人的な趣味嗜好がありますのでそれぞれ意見はあると思うのですが正直この曲はat ACTION PARKの楽曲に負けていると思う(この曲が好きな方、本当にごめんなさい)。ただ前半のキメの「ギャーギャーギャーギャーン」のところのコォド感は凄く好き。後半も絡めてあそこをもっと上手く使ったら…。それから!やっぱりBob Westonですね!ベェスが入ってきた時点でこの曲凄まじくヤヴァくなります。うーん。良い部分はあるのに生かしきれてない感覚が…。私だけかもしれません(すいません)。
 

M6.Rush job

これは良い曲。私が偉そうに言う権利など全くもってないんですが(笑)。兎に角、イントロからの入りがSolid極まります。ゾクッとする。3者の攻撃性を一点集中した感覚ですね。そこからの持って行き方がまた秀逸。いきなり光の差し込むような開放的メロディックへと。この落差が堪りません。終幕はバッサリ切り落とすかのように。実に潔く短いながらも展開溢れる名曲。


M7.House full of garbage

ひたすらに重く陰鬱な世界。やはりそれを構築しているのはBob Weston。陰鬱で重く刻むベェス。いや…大好きですこういうの(苦笑)!この音源からかAlbiniの超金属的ギタァは若干おとなしく(というか普通)になってきているような気がするんですよね。っていうか前が極端過ぎたんだけど…。この曲もそうなんですがギタァを弾き過ぎないというか「引き」での瞬発力で刺し殺すギタァにシフトチェンジしている感を受けます。陰鬱なベェスと瞬間殺傷のギタァの世界観はグッサリ刺されます。LastがToddのドラムのみにて幕を落すところも非常に嫌な緊張感を感じてしまい最高ですね。ダァクネス最高峰の「最高最悪」曲。あ、私は最高ですよ(笑)。


M8.Copper

いや。この曲をLastにもってきたことでこの音源が名盤だと決定付けているのだと思います。ショゥトカットチュゥン。ひたすらストレィトにシンプルに。そして(Hard-Core)POP。が。緩くは無い。あくまでSHELLACとしてのSolid。M7.までの(私にとっては良い意味で)捻くれまくった楽曲の止めがストレィトに疾走するこの曲とは完全に確信犯でしょう。個人的にギタァの「ピキピキー」が聴けて大満足です(おとなしいAlbiniのギタァなんて…)。

某大型SHOPにTERRAFORMを買いに行ったんですけどどうしても見当たらなかったので店員さんにお願いして見付けてもらったのですが「あのこれ、何の音楽なんですか」って…。

まぁ表ジャケも裏ジャケもこんなんじゃわかりませんよね(笑)。


| comments(0) | trackbacks(0) | 23:53 | category: shellac |
# JAWBOX / NOVELTY

 【★★★☆】

うーん。実に恰好良い。バンドの名前が(笑)。
iya iya !!! 名前どころのおハナシではないのです。ほんとに。
とある日の(?)友達とのDischord談議で「Dischordで一番何が好き?」という自らのアイデンティティをも揺るがしかねない危険な問いかけにそれぞれ無邪気に「Fugazi !!! 」(まぁこれはねぇ…)、「EMBRACE !!! 」(おお!同志ではないですかぁ!)、「THREE !!! 」(わかるのかな、これ?)、「SHUDDER TO THINK !!! 」(いいですねぇ!)、「NATION OF ULYSSES !!! 」(無茶苦茶いいな!)、「IGNITION !!! 」(お兄ちゃんに負けるな!)… と延々と続くのですが私が一言「…JAWBOX」と言うや否や全員「あ!ずるい!やっぱりそっち!」って(笑)。ずるいの(笑)。兎に角、それほどまでに愛されているバンドなんですね。よしよし。

えーと確かJAWBOXの前身は性差別反対運動に身を投じてD.C.でHard-Core Punkという形態にて活動をしていたKim Coletta及びその友人、そしてGOVERMENT ISSUEのBa.であったJ. Robbinsの3人から始まったかと思われます。その後J. RobbinsがGOVERMENT ISSUEを脱退、バンドもメンバァチェンジが行われ遂に89年正式にJAWBOXが誕生するわけです。さらにさらに2nd Gu.としてDr.のAdamの友人であるBill Barbotを迎え入れ最強布陣のJAWBOXが誕生するのです。
ちなみにその「恰好良い」JAWBOXというバンド名の語源ですが「TV」のスラングみたいです。いや響きが恰好良いじゃないですか(逆ギレ)!

JAWBOX...。惚れましたねぇ。この"NOVELTY"は特に。2本のギタァの見事な絡み。そして不協和音を多用しつつもそれはもう素晴らしい「うた」なんですよ。何であんなギタァをバックにこんなに素晴らしいメロディが出てくるのかもうさっぱりわからない。素晴らしい「うた」なのに鳴らしている音は変則・不協をちりばめた間違いなくDischord Rockin' なんです。そりゃぁ惚れちゃいますよ。その中でもキラァチュゥンといいましたら…。

M1.CUTOFF
M3.DREAMLESS
M8.STATIC
M11.TONGUES

のヤヴァさは尋常ではありません。

なのに…なのに…何故【★★★☆】なのか。
実はこの音源、自分の中ではもう確実に【★★★★】以上は決定だなっ!とずっと思っていまして、ここのところあらためて3週間以上ずっとNOVELTYを聴いていたのですが(自分の耳が退化してしまったのかもしれませんが)うーん、上記に挙げた曲以外どうしても物足りなさを感じてしまうのです。というのも、JAWBOX解散後J.RobbinsはBURNING AIRLINESを結成するわけですがその1st album "MISSION : CONTROL ! "がそれはもう素ん晴らしくヨクてヨクてついついそれと比べてしまうのですね。MISSION : CONTROL ! は1曲1曲がヴァラェティに溢れている上に凄まじくクオリティが高いと感じる。それに対してNOVELTYは若干一本調子な部分を感じてしまうのが否めない…んです。
はふ。凄く微妙なところですね。NOVELTYを創った張本人がMISSION : CONTROL ! を創ってしまった故にを削らざるを得なくなってしまうという…。いや!逆に考えれば常に「深化」しているということなのでしょう。むしろ喜ぶべきことだと思うのです。発展的【★★★☆】ということで(そんなのあるのか)お願いします。

前からちょっとだけ感じていてアタマから振り払っていたんですけどJAWBOXって(他のalbumも含めて)グワチィンとクる曲と実験的(?)な曲の落差が激しい気がするような。そこが狙いなのかもしれませんけど…。

まだまだ修行が足りません。とりあえず滝に打たれてきたいと思います(できれば7月くらい…)。

でも!NOVELTYはやっぱり名作です。お持ちでない方、一家に一枚で御座います。
| comments(0) | trackbacks(0) | 17:21 | category: jawbox |
# ninedayswonder / the scenery is in disguise there

 【★★★★★】

「3人でやっていてこれ以上のものがもうできない」ということを何と本人達に言わせしめた銀盤"the scenery is in disguise there"君臨ですね。 嗚呼、嗚呼、そんなこと言わないで敢えてこの路線での2nd albumが聴きたかった。無念極まります。

ある時期naht(narrow ways)に夢中だった頃、友達に「naht」+「激情」みたいな物凄く恰好良いバンドがいるよ!という「爆弾発言」を聞いて即ShopにDash !!! yes !!! まさしく「撃沈」で御座いました。どのくらい「撃沈」だったのかと申しますと「i-pod爆音&脳内ヴァーチァルLive」状態で仕事の帰り道ほてほてと家路に着いていたのですがそれはもう辛抱堪らず思わずついつい「Live会場step」(=変な踊り)で思いっきり地面を「ドン!ドドン!」と「step&jump」したところ何故か横で田んぼに向かって用を足していたおじさん(あの…)が「うわぁ!」と吃驚して思いっきり田んぼに突っ込んでしまったほどなどです(笑)。笑っちゃったけど悪いことしたなぁ。兎に角!思わず田んぼにさえ突っ込んでしまうほど(?)素晴らしい音源だということなのです。

ninedayswonder was ...
Saito Kensuke(vo.,gu),Hada Tsuyoshi(ba.),Kawasaki Akira(dr.) ...

「過去形」になっちゃってますけど現在はケンスケさんのソロ(?)として「9dw」名義で活動をしていますので決して解散したわけではありません。まぁ一応最初期Line-Upのメンバァということで…。
ninedayswonderというバンドの前身はカワサキさんがやっていた"爆走車"(笑)というバンドのようです。ケンスケさんは"evil powers me"というバンドにいましたが解散。そこで爆走車に加入します。ベェスにハダさんも見つかり音楽性も変態的なものからよりシリアスなものにシフト。そして遂にninedayswonderが生まれることになるわけです。それにしても爆走車っていうのもかなりに興味を惹かれますが「あの」サイトウケンスケさんがninedayswonder以前に演っていたバンドevil powers meも物凄く気になりますよね。ということで…。

敢えて裏ジャケをUPしたのですがこれは"TASTE"というBacteria sourのコンピレィションなんですね。実はこのコンピレィションの中にevil powers meの曲が提供されています。このバンドではケンスケさんはベェス(!)なのですがひたすらに重く激しい暗黒な激情(というのかな?)の世界を叩きつけています。はふ。ケンスケさんこんなバンドもやってたんだ。このコンピは他のバンドも凄く面白いのですyo。お勧めの1枚です。
それはともかくninedayswonderは自主で7"をリリィスした後、朋友envy,There is...,Sawpitの激プッシュもあり彼らのLiveを観たSteve Aokiが自身のレェベルDim Makより7"の再発盤と本作をリリィスすることになります。つまりこれは純粋な海外盤になるわけですね(日本ではディストロとしてHG:Factが流通)。

何となくこのDisc「激情」と呼ばれるの括りの中に入れていたんですが、確かに凄く激しいんだけれど同時に凄く「しなやか」なんですね。Orchidみたいな(大好きだけど)凄まじい「激」の怒涛の勢い…というのともちょっと違いますし、i hate myselfのような静と動の凄まじさともまた違う。無理に括りに入れることに意味があるとは思いませんが敢えて言うのならninedayswonderは物凄く良質なemotional Hard-Core(not エモコア)とでも言うべきか。全体もギタァも凄く激しいのだけれど押し引きが本当に極上なんです。yaphet kottoのような「はい激!はい静!」のような感覚でなくもっとナチュラル。全体としては違いますけどoff minor辺りの感覚が結構近いかも。そう言われると渋さ加減も何となく。ギタァのリフというかフレィズもいちいちニクいですよね。激情的轟音の壁だけを創るというよりしなやかに不協和音をブチ込みながら何故か微妙に人懐っこいという。緩めのアルペジオかと思いきや必要以上に切っ先鋭いカッチングギタァ。ひたすらに刺されましょう。
ベェスも凄い。兎に角このハダさんという人のベェスはアンサンブルに潰されずにやたらに通る。ninedayswonderではそのベェスが縦横無尽に旋律を奏でる。これでもかと言わんばかりに動きまくるのです。ハダさんのベェスの音はちょっと凄いと思う(Liveで思い知らされます)。ただ…naht(ハダさんはnahtのメンバァでもあった)での比較的シンプルなベェスを観てしまうと動きまくるのもどうなんだろう…と若干思う部分があるのも正直なところです。
カワサキさんについてはもう言うべきことがありません。Liveに逝くようになって確信した「ドラムが良いバンドは絶対に全体として恰好良い」との私の勝手な持論を見事に証明してくれました。兎に角もうやたらに高い位置からスネアに振り下ろす叩き方は正直もう音なんてどうでもいいです。恰好良過ぎだyo !!!
ninedayswonderは激しくも鋭くありながらもその裏にはPOPさも兼ね備えているところが最大の魅力だと思います。あれだけの激と不協和音を多用しながらも実はケンスケさんがscreamin'している部分は3~4割程度ではないかと。そしてケンスケさんの「うた」が微妙にも上手いとはいえないというところがまた(笑)。screamin'のヴォゥカルは「fit」してるんですけどねぇ…。いずれにせよこういった音楽の中のありがちなスタイルに埋没してしまうという罠に陥らず凄まじい個性を完璧に屹立させていることに変わりはありません。むん。



M1.reminder

とりあえずもうキメのイントロのアルペジオがヤヴァいことこの上ない。緩めのキメのアルペジオのバックではベェスとドラムが高速回転。あんなの反則。恰好良すぎます。ちなみに私は初めてninedayswonderのLiveに逝った時いきなり1曲目にこのreminderのアルペジオが鳴ってしまい失神しそうになりました。助けて。中盤~後半にかけてのリヅムの「速」→「遅」の繰り返しは痺れること痺れること。リヅムをオトシてのバンド全体の「揺れる」感覚には「angry」なくらいに「アングリ」です。あとケンスケさんの微妙なヴォゥカルはどう捉えればよろしいんでしょうか?


M2.stuck

キました!「激ブッ壊しちまえfeelin'満タン」ナンバァ(笑)。ninedayswonderの暴力性を必要以上に遺憾なく発揮しちゃってますね。兎にも角にも全員一丸激一点突破にキレキレの切っ先鋭いギタァ。だけ。で終わると今ひとつなんですが「さすがは」というところでしょうか。一転して音数の少ないギタァに地鳴りのようなドラムで一歩引くところが分かってらっしゃる(笑)。というかこのパァトの方が痺れます。ケンスケさんも終始狂気screamin'暴発ですね。なんてったって「it's my resistance, i'm trying」・「it's my friction, i'm dying」・「it's my rebellion, i'm fighting」ですからねぇ。むん。やっぱりケンスケさんはangry vocal !!! の方が好きかな。


M4.voiceprint


これも大好きな曲ですね。先ずは何といってもイントロのベェスとギタァのクリィンの絡みが上手い…というかヤらしい(笑)。いやいや見事ですyo。ninedayswonderの曲の中でも凄くemotional(ある意味分かり易い)ですよね。ところがさすがはというか「展開の妙」が素晴らしい。というかよく出来ております(どの曲もそうですが)。スピィド感溢れるemotionalな疾走からのミドルへのオトシ。微妙に引き気味なインストからのリヅムチェンジにてのたたみかける様な展開。サラッと聴けちゃうんですけどエッセンスがパツンパツンに詰まってます。かなりに凝っているのに「サラッと」というのが素晴らしいな。何しろ彼らは曲のイントロ部分だけをstudioで2時間も奮闘していたそうですから。確かに頷ける逸話です。問題の(笑)ケンスケさんのヴォゥカルは終始angry vocalではないんですけど「はき捨てる」…というほどなげやりではない微妙なバランス加減がここにきてようやく(笑)開花致しました。このヴォゥカルのバランス加減は凄く好き。いろんな意味で「single候補曲 No.1」になるんじゃないかな(今更singleになりようがありませんが)。 


M5.magnet


これも大好きな曲ですね…なんて冷静に言っていられない個人的趣味嗜好のツボをあらん限りに直撃するナンバァで御座います。この曲は多分3拍子だと思うのですが実は私は3.5.7の拍子には無茶苦茶にヨワいんです。正気を保っていられません。しかもこの曲「不協和音」全開のうえに「激」まで全開。もしかして私のために創ってくれたのでしょうか(妄想)。いきなり激全開で幕を開けるのですがそこはninedayswonder展開に手は抜かない。微妙にオトシてギタァの音数を削っての激シヴなインストへと。気が狂いそうなのはBa.&Dr.をSTOPして不穏なまでの静けさの中クリィンな不協和音系リフの上にヴォゥカルが囁くように「still」・「curls」・「around」・「me」→「超激暴発」という展開の震えるほどに凄まじい緊張感には殺意さえ覚えます。後半に若干emotionalな光を差し込みながらも嘲笑うように終幕不協音の渦に突き落とす。ケンスケ氏のヴォゥカルも狂気極まる。病んでいる人にこそお勧めしたい最高最悪の曲で御座います。


M7.return to sender

さすがにM5.見たいな曲ばかりでは生きる希望も何も見当たらないと感じたのかどうかは御本人様に伺うしか術は御座いませんがこの曲はemotionに溢れております…がninedayswonderというバンドの持つ一抹のdarksideは振り払うことはできませんね。やっぱり。さておきemotionalな「うた」とケンスケさんの鋭いカッチングギタァがこの曲では充分に堪能できます。このalbumでもケンスケさんのカッチングギタァは冴えていますが2nd album "with euphoria"でのカッチングは只事ではありません。興味のある方はcheck !!! さてさて曲の聴き所はやはり「引き」のギタァの音数を減らしたインストパァト。あらためてハダさんとカワサキさんのベェスとドラムのスキルとセンスに圧倒されます。単純に「静」だから音を小さくしました…なんていうような凡百のバンドとは圧倒的に次元が違う。あるべきして存在する展開と演奏。お見事。そしてemotionalな曲でありながらも不協和音的アルペジオのキメをブチ込むセンス。本当に一筋縄ではいかないバンドだなぁとあらためて思い知らされます。


M9.new ways to see the world

はふ。ケンスケさんのカッチングギタァ全開ですね。new way to see the world ...もしかしてケンスケさんが一番やりたかった曲なんじゃないでしょうか。M7.までのninedayswonderにどうしても付随していた「闇」がこの曲には無い。今までのような曲の鋭さは失われずも「光」を提示しているような気がしてならない。何よりtitleが象徴しているような。…まぁ正直を言いますと初めて聴いた時はシンセが入っていることに物凄く拒否感を覚えました。あくまで「3ピィス」としてのストイックなスタイルを貫いて欲しい。ninedayswonderでならこそ尚更。という拘りがあったのですが聴き込むにつれて曲の素晴らしさに負けを認めました。というか敢えてこのalbumのLastに異質なるこの曲を持ってきた時点で確実に「名盤」ということが決定したんだなと思う。きっとケンスケさんはこの曲を創った時点で既にもう次のスティジに降り立っていたんじゃないのかなぁ。個人的趣味嗜好など乗り超えてこのalbumの最高傑作に間違いないと確信致します。「it's easy to acquire」 yes !!!

「これ以上のものがもうできない」との明言のとおり2nd albumからは音楽性も完璧にシフト。メンバァも大幅にチェンジ致します。ハダさんはninedayswonderを脱退しnahtに専念。新メンバァとして田辺さん(ex.MAN★FRIDAY:ba.)とテルさん(ex.GO FEEDER:gu.,vo)とキヨさん(keyboard)が加入し5人編成の大所帯となります。大変ですね(笑)。しかし残念なことに果たしてまたも脱退なのかよく分かりませんが、何年か前に観た時点では「ケンスケさん」・「カワサキさん」・「キヨさん」の3人編成になっており音楽性も更に更に変化していました(インスト)。現在は「カワサキさん」・「キヨさん」も脱退し2人は"mouse on the keys"で大活躍中ですね。

むん。凄く個人的な想いなんですが私にとってninedayswonderとはthe scenery is in disguise thereなんです。KoKnifeとのsplitや2nd album以降も音源としては悪くはないんですけど何だか「違うバンドだなぁ」という意識をどうしても持ってしまうんですね。できることならsplit以降からはバンド名を変えて欲しかったなぁ。

ケンスケ氏 : 「(バンド名を)変える話ももちろんあったんだけど、個人的に(変えなかった)一番の理由っていうのは浮かばなかったっていう。」

あの。ケンスケさん。そんな理由だったんですか(笑)。
| comments(1) | trackbacks(0) | 20:13 | category: ninedayswonder |
# LES SAVY FAV / THE CAT AND THE COBRA

 【★★★★】 

「初撃で思い知る」。見事体現してしまった音源です。「グレィト」という他御座いません。

"Les Savy Fav"...むーん、昔からこのDisc聴いてきたのですが果たしてこれを何と読むのかずっとアタマを悩ませてきました。「レス・サヴィ・ファヴ」?まんまだけどこれでいいのかなぁ。いや間違いなく違う気がする。ということで絶対に人前ではバンド名を発音しないよう心掛けてきました。いやぁバンド名を言わずに友達に勧めるのって物凄い難しいなぁ。っていうかnetで調べれば一発じゃないですか!早く気付け私!ということで正解は「レ・サヴィ・ファヴ」で御座いました。惜しい!最初だけ舌足らずに発音しておけば気付かれませんでしたね。

"Les Savy Fav" is...
Tim Harrington(vo.),Syd Butler(ba.),Seth Jabour(gu.),Gibb Slife(gu.),Harrion Haynes(dr.)... (現在はGibb→Andrew Reuland)

彼らはNew Yorkを拠点に活動。本作は"frenchkiss records"と"THE SELF-STARTER FOUNDATION"(両者ともLes Savy Favのレェベル)からのリリィスです。日本での人気がどの位のものかちょっと推し量れないのですが海外ではかなりの人気と名を馳せFesなどに引っ張りだこ(?)のようですね。ベテランの域にありながらとてもベテランとは思えないトンチキなLive actが素敵です。

私とLes Savy Favとの出会いは…まぁ自分で掘り起こすのも面倒臭かったので…という訳でもないのですが私の大好きなバンドの年間Top5にランクインされていたので「うし!うし!」とget致しました。冒頭「初撃で思い知る」と御大層なことを書いてしまいましたがまさしく本当にそんな感じだったんですyo!!! いやぁ他人のTop5って素晴らしいですね。楽ですし「無駄弾」撃たなくていいですからね。お金の無い私には全く有り難い限りです。嗚呼、楽してぇze!!!(最低だなぁ)

他のalbumもほんっとヨイ!んですが私は初めて聴いたこの"THE CAT AND THE COBRA"が一番好きです。何というか尖っていて私にjust fit!!!なんだなぁ。…で、このLes Savy Favどんな音なのかというと。「放棄」します。説明を放棄させて下さい。真剣に私には無理です。物凄く良い音楽なのにカッチリハマる表現が降りてきません。というか私の趣味嗜好グァッチリという方向性の「モノ」ではないんです。故にどう表現したらいいのか全然わかりません。でもグァッチリでないのにも拘わらず兎に角「ヤヴァい」という感覚だけはヴィンヴィンなのです。本当に始末に負えない。

とりあえずあまりにも困ってしまったので「棺桶i-pod」(これだけは死んでも外せない=というか死んだら棺桶に入れて欲しい音源しか入れていないi-pod)をグルグル廻してみたのですが…駄目だ…上手く比較できる音源が無い。むーん。敢えて。敢えて言うのなら"Fugazi"かなぁ。(ごめんなさい。あくまで私の暴走感覚ですので全く参考にならないかも)「とりあえず分からなければFugaziにしとけ」というつもりはないんですけど(ほんとに)確かに初めて聴いた時似た感覚を覚えたような気がします。「何だか上手く掴めないんだけど物凄く引っ掛かる」感覚。"verse~chorus~verse"という組み立てではなくもっとフリィフォォムにヤっちゃってるのにその訳の分からなさに物凄く惹かれてしまう感覚。(しかも本人達多分無自覚)しかも妙にファニィなんですよね。そこがまた最高。
それからこれは全く知らなかったんですけどSyd(ba.)はAmanda Mackaye(言わずと知れた御大Ian Mackayeの妹君)と"Desiderata"を演っていたんですね!驚愕!むん。少なからずやはりDCとLinkしていたんだなぁ。納得。
Gt.のセンスが凄くいいんですね。絡みもいいし。ここを上手く説明出来ずにFugaziに逃げ込むところが私の悪いところなんですけど例えばJawbox(DCばかり引き合いに出してすいません。そんなにDC色が強いわけではないんですが…)みたいにテクニカルなことをしている訳ではないのですがそれはもう独特というかLes Savy Fav節を完璧に確立してしまっていて兎に角耳から離れないんです。嗚呼、こういうギタァセンスがあるのかっていう。感嘆。
そしてやはり最終兵器はTimのVo.ですね!最高なんです。至極個人的になんですが若干Guy Picciottoを感じさせる部分もありますし(私だけかな)そこを抜きにしても全くもって痺れちゃいます。「うた」う部分にしても「激」る部分にしても本当に惹きつけられますよ。現役にして随一のヴォゥカリストとは決して過言ではないです。そのくせファニィなところが大好き!

むーん。何か今一つ中核を叩きつけられないところが歯痒いです。こんなもんじゃないんだよなぁ。嗚呼!こんなもんじゃないんだといえば映像で彼らのFes時のLiveを観たのですが。皆さんLes Savy Favを実にクゥルネスなバンドだとお思いでしょうか。ちなみにTimはD.E.B.U.&H.A.G.E.(笑)なのですがLiveではその上ほぼ全裸でDiveをカマしてました(笑)そうです!残念ながら全くもってLes Savy Favはクゥルネス(=アタマがオカシイ)なバンドなのです!あらためて惚れ直しましたね!

「恰好良いとはこういうことさ」 yes!!!

もし宜しかったら聴いてくださいませ...
| comments(0) | trackbacks(0) | 18:12 | category: les savy fav |
# frodus / and we washed our weapons in the sea

 【★★★★★】

初めてこのfrodusの"and we washed..."を手に入れた時私は字の如く聴き狂った。他の音源は一切Shut Outした。その時は正直これさえあれば何もいらないと思っていた。だって言うなればこれはまさしく私の求めていた「理想像」だったから。

世の中には本当にいろんな音楽が溢れていて(それはオゥヴァグラウンドでもアンダァグラウンドでも)それは勿論格好良いものだって沢山ある。それを聴いては「格好良いなぁ」と思いBEDに潜り込む。不機嫌な目覚ましのBellの音に叩き起こされ適当に不機嫌な朝食の時間。意味を求めず今度は「日常」というルゥティンワァクに潜り込む。蓄積されているのかすり減らされているのかは正直よくわからない。何しろ「今日」で手一杯だ。昨日感じた「格好良い」は何処へいったのかさえ覚束ない。ハムスタァの籠は今日も廻り続けるけれど狭い部屋でもう1度昨日の「格好良い」を聴いてみる。うん。格好良いと思う。でもきっとそれは擦り減らされていくよ。音楽が擦り減っていくんじゃない。擦り減っていくのは自分の中の「熱」。籠の中の自分はきっと忘れていく。少しずつ。仕方がないのかもしれないけど。

無理もないと思う。社会に出ればよくわかる。厳しいよ。責める気になんてなれない。音楽は「世界」どころか私の朝の憂鬱すら助けてくれない。冷たい奴だ。

たとえどんなに冷たくされても私の音楽への「片想い」は続く。いや「ストォカァ」の方が正確なのだろう。報われない恋は辛い。非常に辛い。死ぬほど辛い。そんなストォカァが理想の相手(人間にしたい)に出会ってしまうことは果たして地獄か楽園か。

"frodus / and we washed our weapons in the sea"...

勿論frodusは知っていた。というか持っていた。"frodus / conglomerate international"という何だかジャケが変にインチキ臭い近未来的な代物。これだけ見るとどんな音だかさっぱりわからない。大好きなatomic fireballがかつて日本に招聘したという情報を聞いて購入した。全くもって「激」ながらも勢いだけでない緻密さや整合性が窺え「格好良い」Discだった。でももしもfrodusがこの音源で終わっていたのなら私は緩やかに廻り続ける籠の中で何にも気付くことなくfrodusを忘れていっていたのかもしれない。

"frodus / and we washed..."が果たして如何なる音なのか云々の前に。私のこのBlogは決して「音源レヴュゥ」なんて大袈裟なものではなくて敢えて言うのなら「個人的音楽感想文」程度。(初期は勘違いして「レヴュゥ」なんて言葉を使っていたけど)にしたってそんなものに絶対的評価があるわけもなく単にお気に入りの順番という至極個人的なマァキングに過ぎない。(ただ…読んで楽しんで頂ければという気持ちはある)ただどうしてもこの"frodus / and we washed..."だけは何が何でも書きたかった。このBlogを書き始めたのも"and we washed..."の為と言っても過言ではないと思う。他にもどうしても残しておきたいものや聴いてもらいたいというものを書いてきたつもりだけれど"and we washed..."は私の中ではちょっと違う場所にいる。

frodus was ...
Shelby Cinca(vo.,gu.),Jason Hamacher(dr.),Nathan Burke(ba.,vo) ...

frodusの結成は'90年Washington D.C.を拠点とし活動を開始。その中核はShelby Cinca,Jason Hamacherの2人と言っていいと思う。Ba.は解散するまでに8人程のメンバァチェンジがあった。ちなみに彼らが影響を受けたと口にしているバンド達がDevo,Fugazi,Slayer,My Bloody Valentine,Japan,Led Zeppelin,Helmet,Bauhaus,Rites of Spring,Nirvana,etc...。D.C.一辺倒でないところに興味が注がれるし、実際に彼らの音を聴けば頷ける様な気もしてしまう。まさに90年代の全てを疾走していった彼ら(99年解散)は音的にもLinkしていくSleepy time trio,400years,初期Engine down,辺りと共鳴し1つの時代を創り上げていく。偶然なのか必然であったのか上記に挙げたバンドは全てLovitt Recordsに所属していたがShelbyはかつてLovittのhalf-ownerであり現在でもart projectとしてLovittに関わっている。というより何故frodusがLovitt Recordsからリリィスしないのかの方が不思議だったのだが。7"や2枚のfull albumをリリィスしながらもやはりfrodusの名を不動のものにせしめたのは'98年Tooth & Nailからリリィスされた"conglomerate international"において他ならない。Nathan加入により最強布陣と化したfrodusは世界的にその名を馳せることになる。不確かな記憶だがfrodusがfavorite bandとして日本のatomic fireballを指名したことからatomic fireballが中心となりfrodusを日本に招聘。そのときのLiveの凄まじさはライタァのあの行川和彦氏さえ絶賛するものだった。その来日時の映像は"LOVITT TRANSMISSIONS volume one"に遺されている。翌99年"and we washed..."のRecordingを敢行するも作品はリリィスされないままにfrodusは解散。それから2年の間リリィスは暗礁に乗り上げてしまうも結果彼らの長年の友人であったTony Weinbenderのレェベル"Fueled by Ramen Records"の手によってこうして私の目の前に今確かに存在している。


うえ。凄く気持ち悪い。上記の文章を書き上げてから夕食を摂ったんですけど吐き気が止まりません。たまには「ハァドボイルドな文章も書けるぜ私」などと気取った駄文を無理矢理書き殴った罰のような気がします。はふ。このままハァドにいく計画だったのにな。今日はもう止めようかなと思ってせめて"and we washed..."だけ聴いて(好きだから何回も聴きたい)BEDに潜り込もうかなぁと。
はふ…ふう…ふ…む…むん…むん…むんむん。
いや。やっぱりほんといいですね。これ。大好きです。っていうか気持ち悪いのが治りました。(実話)ということで当初の「ハァドボイルド」計画は台無しですが「やっぱりいいなぁ」とUP!!!致しましたのでBEDに倒れずに続行したいと思います。

それにしてもRamen Recordsっていうのは凄いですね。裏ジャケにラーメンマークが載っているのを観た時「Tooth & Nailの次がコレ?」と驚愕しましたから。んが。中身には関係ないのです。むしろリリィスしてくれたRamenに感謝。Fueled by Ramen Records!!!yes!!!yes!!!

「枯れる」。There is...にも同名の曲がありましたが(大好き)それは関係なくこの"and we washed..."は「枯れる」です。といっても「激」から卒業してアコギ1本の世界に逝っちゃったとかそんなことでは全然ありません。frodusは同列のバンドの中でもガオガオ度パッツンパッツンで部屋でfrodusの違うalbumを聴いているとドアから母が「そういうのはちょっと…」と心配そうに窺う姿があまりに悼まれません。勿論そんなfrodusも大好きなのですが(親不孝)"and we washed..."の完成度には母が病院に担ぎ込まれるほど私はブッたまげました。(いやそういう音じゃないんだけどね)これは本当にalbum全体で「1つの曲」なんです。スムゥス。私は展開の凝った曲にとても惹かれてしまうんですが「これ」はalbum全体の展開と流れが本当に素晴らしい。album全体が非常に凝った展開ながらもそれはもうスムゥスな「1曲」なのです。そりゃあ吐き気も止まりますね。こういうのを全体を通したグルゥヴ感というかダイナミック感とでもいうのかなぁ。Post Hard-Core感全開のShelbyの咆哮に絶妙な「侘び寂び」を伴う唯一無二のギタァ(Shelby Cincaのギタァは洋邦含めて5本の指に入る)は性急なビィトというよりも大きなグルゥヴを揺らす。ときに俯くようにうたい、ときに全てを掻き消すようにザラついた咆哮に身を任せるShelbyの後ろには大きなグルゥヴが渦巻いている。前作までの攻撃性のみにての一点突破という方法論からとてつもない深化を遂げた。例えばインストュルメンタルによるスペイシィな世界観の曲。普通であれば「とりあえず出来たので入れてみました」的なあってもなくてもどっちでもいいかなぁ的罠に陥り易いこの曲をalbumの「血と骨」にしてしまうバンドの実力と奇跡。そして私が何より痺れてしまう(やっとこの言葉使えた…)albumの威力を500倍(当Blog比)にもブチ上げてしまうピンポイントでの「これしかない!」という必殺の曲の配置。悔しいです。ここに至っては負けを認めざるを得ない。勿論当然の如くalbumをここまでの高みに持ち上げているのは言うまでもなく各曲の素晴らしいクオリティの高さ。ただただ私は惚れ込んでおります。はふ。



M1.Red Bull of Juarez


オゥプニングナンバァにしてまさにこのalbumの世界観を提示してしまった曲。グォリグォリンと重くうねるベェス。世界はひたすらに陰鬱なグルゥヴを撒き散らす。Shelbyの咆哮も重く揺れる。LastのsimpleながらものSTOP感のキメは凄まじく恰好いい。こういうところが好き。若干Shotmaker的センスを個人的に感じる。今までのfrodusの「激」センスとは一線を画すと感じさせる名刺代わりの1曲。


M2.The Earth isn't Humming

もしかしてShelbyが初めて「うたう」ということをブチ抜いた曲だろうか。跳ねるベェスのもとで沈み込んでいく「うた」。「泣き」なんて言葉よりもっと痛い。枯れている。Shelbyのギタァもキレキレ。シングルノォトのリフ…というよりかギタァも枯れている。後半部一抹の光が差し込むようなパァトが実にニクい。しかしサビの連呼は"fall down"。堕ちていく。それでも名曲には変わらない。ちなみにかつてこのBlogで"Black Sea"(frodus解散後、Shelby,Jason,FugaziのJoe Lallyにて結成したバンド)を取り上げましたが(あくまで私にはなのですが)正直Black Seaよりこの曲の方が上だと思っています。


M4.Out-circuit the Ending

このalbumの目玉にして個人的最高峰曲TOP5(or10)たらしめる各々の趣味嗜好はあれど私にとっては絶対に外せない曲。細かいことを言い出したら余りにきりが無さすぎるのが困る。が。やはりブチ抜かれるのはサビのShelbyの「怒り」と「哀しさ」が暴発した真の意味での「激情ヴォゥカル」とその感情に共鳴する凶悪なギタァワァク。あんなのShelbyにしか弾けない。私はきっとこういう感情に共鳴してしまう人間なんだと思う。
Born without wings.
Drawn to fight.
Drawn to win.
Drawn to be erased.
Chainless.
Undying.
At least I'm not innocent.

M6.Belgian Congo

インストュルメンタル。スペイシィではあるがひたすらに繰り返される不穏なアルペジオと残響音に重いベェスが地を這う。音数は少なくそこに光は決して無い。言葉はなけども感情は伝わってしまう。飽くどころか吸い込まれていきそうになってしまう感覚。逃げる場所は。多分。ない。私の大好きなAlex DunhamもRegulator Wattsの"Mercury"でベクトルは違うものの溶けてしまいそうなインストュルメンタルを演っていたのを思い出す。「激」なる人間は2面性を持つか。


M8.6/99

これが私にとって「最高最悪」の曲。M4.の裏返しのような楽曲。「最高最悪」故にTOP5に入ってしまうのは私自身の業の深さ。「怒り」と「哀しみ」からの咆哮ですらここでは放棄してしまった。哀しく少しだけ美しくそして枯れきった末の諦念。曲は恐ろしいほどに素晴らしい。サビでの枯れて歪んだ美しさを含んだコォドの中ただ淡々と全てを諦めたかのようにShelbyはうたう。そこにはもう叫びすらない。
Hope was lost.
I close my eyes.
Hope was lost.
I close my eyes.

We could dissappear in echoes.
We could dissappear in echoes.

We could dissappear in the lives of those we love.
We could dissappear in the lives of those we love.


【frodus / conglomerate international】

ということで「何だかジャケが変にインチキ臭い近未来的な代物」です。(ごめんなさい)果たしてハムスタァの籠の中でこれを忘れていくのかどうかは分かりませんが未だに聴いているところをみると忘れるのはまだまだ先のようです。おふざけはともかくとしてもこの音源も無茶苦茶に格好良いのです。猛烈に「激」りながらもフックありまくり。「激情狂」の方から「DC狂」の方まで是が比にもお勧めしたいalbumなんです。(レコ屋の人みたい)DEVOのカヴァの"Explosions"なんてほんとに最高ですし、むーん、私的には「激」「咆哮」がズガポォンと疾走していく中で唯一「哀しみと怒り」を暴発させている"Conditioned"なんかは最高にjust fit!!!ですね。こういう曲が一発ブチ込んであるだけで思いっきりalbumの完成度が跳ね上がるよなぁ。先に"conglomerate..."を聴いた人はきっと"and we washed..."に驚くと思うし逆のパタァンで聴いた人も「うえぇっ!」と驚くかもしれませんがどちらも間違いなくfrodusなのです。まぁでも「激激激!」という方には"conglomerate..."の方がお勧めかもしれないかなぁ。

最近はfrodus再評価(2009年Liveもやりましたしね!)なのか"conglomerate..."もGILEAD MEDIAから2LP&MP3という形態で再発しましたし、"and we washed..."も細かい日程は未だ決定はしていないようですが本家Lovitt Recordsから再発するようです。嬉しいなぁ。私はもういらないけど(笑)でも沢山の人の手に届くのは嬉しい限りですね。


冒頭に記した「これさえあれば何もいらないと思っていた」とは私の本当の声。
その音はこの今でも「過去形」でなく燦然と脈打っている。
「何もいらない」と思える瞬間に出会う為今日も音の大海に深く沈もう。深く。深く。
| comments(0) | trackbacks(0) | 19:18 | category: frodus |
# 1000travels of jawaharlal / 1000travels of jawaharlal (Letter)


 【★★★★】

"1000travels of jawaharlal"…物凄く素敵なバンド名ですね。(全く意味は分かっていないんですが…)もういっそのことこのBlog名も"1000travels..."に変えたいくらいです。おそらくHit数はとんでもなく上がると思いますがその後確実に袋叩きにあうことが目に見えています。絶対止めます。っていうかそもそも1000tojの関係者でもなんでもないんだから…。

さて。"1000travels of jawaharlal"...
下田晃一郎(vo.,gu.)、吉田賢司(vo.,dr.)、岩田真一(ba.)...
北九州を拠点とし"1000travels"の名の如く全国を股にかけた猛者でございます。ちょこちょことこのBlogでもKeywordのように名前が出てきておりますので分かると思うかもしれませんが…とにかくもう私が好きで好きで堪らないバンドなのでございます。はふ。はふ。
んが!それはそれ。これはこれ。あくまでクゥルネスに銀盤を聴いてみたいなぁとの所存で御座います。(出来るかなぁ…自信ないなぁ)

この"1000travels of jawaharlal  /  st"はimomushi records #2というナンヴァリングなのですが、はてさてその"imomushi records"とは?というとまさに1000tojと福岡の"BUTCH"(これまた痺れるバンドなのです)の共同運営によるレェベルなのです。(現在はex?.BUTCHの前田ユタカさんが中心なのかな?…ちょっと分からないです)
で、imomushi records #1がhigh-hopes(1000tojの前身バンド)とBUTCHのsplitですので事実上1000tojのオフィシャルな音源としてはこの"1000toj / st"が初めてのモノではないかと思います。(Demo-Tapeとかがあったのかもしれませんがちょっとこれは分かりません)ちなみにこの音源は巷では通称"Letter"なんて呼ばれていたりもするそうですね。(以後"Letter"で書かせて頂きます)

実は私は1000tojの音源の中で一番最後に手に入れたのがこのLetterだったんです。むん。一番最初の音源が一番最後とはこれ如何に。というか存在そのものも知りませんでした。mu-chiですね。ということであらかた1000tojの最近(といってもかなり前になってしまいますが)の音源をズァヴズァヴと浴びた末このLetterを聴いたのですが…。

Shock!-Big!-「大」!!! or Die!!!

書いてることがよく分かりませんが(笑)iya!iya!iya!とんでもない衝撃直撃貫通即死なるShockin'だったわけなのです。ほんとに。敢えて後期のことはここでは詳しく書きませんが(後で)まさか1000tojの初期の音がこのスタイルだったとは!驚きと共に「深い…」とそのバックボォンに狂鳴致したのです。
Letterはalbumでなく5曲入りのsingle(mini album?)なのですがそこにはあの性急な激質素感んにゃ激疾走感はほぼ見られない。「ほんだば魅力はないんかい?」と問われれば一刀両断の元にて"NO!!!"と切り捨てますね。魅力がないどころのハナシじゃない。「何故にこのスタイルを捨てたのかぁ!?」と思いたくなるほどなのです。
どう伝えていいのかひたすらにアタマを抱えてしまうのですが…兎に角!"middle"にて「揺れる」のです。「揺れる」というのは横揺れのノリというだけではなくて…何というか心の墺低にまで浸透するような「うた」が必要以上にタマシイをも揺らすんです。グワァングワァンなんです。もう胸倉グワァッと掴まれちゃうんです。
もちろん1000toj!!!ですから轟音グァチィングァチィンでまたそこが最高で且つナチュラルな「静と動」に且つ屹立したギタァフックを絡めつつ、ただひたすらの激声というよりもkocoroに訴えかけるような「うた」。それはただ、揺れて、痺れる。(しかし決して所謂「うたもの」ではない)
何故、ここまでに私は「揺れて」しまうのか、それは勢いだけに頼らないその楽曲の素晴らしさと…そして下田さんのてらいのない・ポォズじゃない・上辺のカッコヨサという罠に陥りがちなヤタラメッタラな小難しい単語の羅列じゃない・そう、ひたすらに誠実な「歌詞」と「強い意志」を感じるヴォゥカル。その「sound」と「楽曲」と「歌詞」が交わりあった時とんでもないマジックが暴発する。

ただ…惜しむらくは"M1.なんでだろ","M5.もしかしたら"は上記の世界観を完璧にブチ上げているのですが他の曲が正直追いついていない感を受けてしまうのが残念です。それでも素晴らしい音源であることに変わりはないのですけれども。

で、ここで終わってしまうなら正直【★★★☆】だと思います。素晴らしい曲は確かにあるのだけれど音源全体としてそのレヴェルまで引き上げて欲しかったというのが正直な気持ち。
ですがここで反則技をイカせて頂きます。はふふ。

【1000travels of jawaharlal & Minoritybluesband / split】

1度に2つの音源を書くのもどうかと思うのですけどこれも大好きな音源ですので何卒ご容赦を。

「大好きな音源」と書いたのですが実はコレ初めて聴いた時は「んむん?」と正直ピンとキませんでした。まぁMBBは悪くはないかなぁくらいに感じたのですが1000tojはzineとかで騒ぐほどのもんかなぁと。で暫くほっぽいたわけなのですが「買ったからにはモッタイナイyo!」との貧乏根性モリモリ故にイヤデモヘヴィロゥティションへ突入…はい、そうなんです。プチピコォン!と見事にアタマにフラグが立ったわけなんです。やっぱヤヴァいなぁコレ。貧乏根性恐るべしですね。

んと。私の暴走感覚なんですけど(たぶんまた勘違いしてる)この2バンドってbloodthirsty butchersとeastern youthの関係に似ていると思うんです。butchersもeasternも1000tojもMBBも勿論「才能」があるっていうところは大前提。ただ1000tojはbutchersに近いものがあると思うんです(←音楽的な意味ではなくて)。何というかとんでもない「アイデンティティ」が真芯にブチ込まれている匂い。こればかりは真似をしようと思っても出来ないという。大してMBBはeasternの匂い。もうただひたすらに「良い曲」を努力…という次元をある意味超えて自分を追い詰めてその境地にまで辿り着く。これはどちらが上でどちらが下かというハナシではないです。いや実際私は知らないですよ全然(笑)ただそれぞれの曲をずっと聴いていてそんな感覚がふとよぎったということです。失礼しました(苦笑)

MBB。いいバンドですよね。何か音楽のバックボォンが広いというか本当にいろいろ聴いているのではないかなぁと感じました。決して皮肉な意味ではなくて「正統派」だなぁと。真っ直ぐなんです。疾走感、展開、ギタァワァク、STOP感、リズミック感覚、実に洗練されていると思います。しかも熱い!故に曲にハズレがないんですよね。聴けば聴くほどキます。
M1.~M5.までがMBBの曲ですがまさに最初と最後の"M1.ANTIHEROIC","M5.DAYS ARE PASSING ROMANTICALLY"は素晴らしいです。
ただ、苦言を呈せば…難しいところなんですが「真っ直ぐさ」故のアクのなさが物足りないと感じてしまう人もいるかもしれません。私みたいな捻くれた人なんかは特に(笑)

1000toj!!!ここを書きたかったんです。Letterからの進化…というか突然変異とでもいうべきか。「叩きつける」「暴発」「狂気」「荒れ狂う」「ささくれだった」「エナズィ」「圧倒」「ヴォゥカル」「はち切れんばかり」「一点突破」「流されない叙情」「1000toj Style」「確立」「ただ私は叫びたくなる」
全くもって説明になりませんが聴きながら湧きあがった「感情」のみを書き殴りました。
少なからず気になったことはヴォゥカルが引きすぎているかなぁということですが敢えてLive感というかささくれだった轟音的感覚を打ち出したかったのなとも。
いずれにせよ見事です。
でもLetterみたいな曲もたまには入れて欲しいな(笑)

MBB,1000tojの奮闘にて間違いなく【★★★★】確定です。うし。

最後の最後で恐ろしいことが…。
imomushi recordsのHPを見たら"st"じゃなくて"Letter"が正式名。

いまさら書き直せないyo。

| comments(0) | trackbacks(0) | 19:57 | category: 1000travels of jawaharlal |
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